街録チャンネルの出演者が誰かと思いきや - 2024.11.10
たまに知人が出演している街録チャンネル。週刊誌的な煽情的なサムネイルはいつも微妙に感じているのですが、今回は母親に包丁で刺されて家出したゲイの方のインタビューということで、「歌川さんっぽいゲイが他にもいるのかな?」と思ったら、歌川たいじさんでした。
歌川さんが原作の映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」は大ヒットでしたが、その映画の中では語られていない、亡くなった母親が残した数億円の借金をめぐる裁判のこともお話されています。
子育てしたことのある知人(50代女性)が、「予告編をとても直視できなかった」と言っていたのですが、「あのあとお母さんが亡くなったあとに、数億円もの借金を残していることがわかって、その支払いや裁判でさらにもっと大変だったんですよ」と言ったら絶句していた記憶が・・・まあ、そういう反応になりますよね・・・。
その借金について語られているご著書はこちら。
お洒落で羽振りが良かったころの母が残したブランドの服などを形見にもらいに来る人達が、まるでバーゲンセールを漁るような有様だった様子とか。
歌川さんご自身は昨年大病されたそうですが、九死に一生を得ていてよかった・・・。 その少し前から、ご自身のブログで新連載もスタートされています。
歌川たいじブログ 新しく連載を開始します
個人的には、虐待サバイバーの友人知人は、本人から聞いて知っただけでも両手分ぐらいはいるのですが、知らないケースも含めるとはるかにもっといるのだと思います。また、情緒不安定な親から虐待を長く受けると、歌川さんが語っている通り「育つべきものが育っていない場合がある」から、社会に出てからも友人作りやコミュニケーション全般にとても苦労するというのも、なんとなくわかります。
そこから立ち直るためにやっぱり唯一捨ててはならないものは、自分を自分が一番に大切にするという決意です。生い立ちや過去に自分のことを大切にしてくれない関係性が長くあったからと言って、今も未来も大切にしてくれる人が皆無であることが約束されているわけではないし、自分が自分を粗末にしている人を大切に扱ってくれる人(共依存タイプぐらいしか)いないだろうから。
映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』