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2024年のお気に入り動画<Part3>腰痛のためのBIG3 Dr. Stuart McGill  - 2024.12.19

Dr. Stuart McGillは、脊椎バイオメカニクスと腰痛の分野で世界的に著名な専門家です。

ウォータールー大学で30年間教鞭を取り、「distinguished professor emeritus(名誉教授)」の称号を持つそのキャリアは、世界中の臨床医や実践者に向けて専門的な開発と継続教育コースを教え、革新的な研究と臨床アプローチにより科学的根拠に基づいた腰痛の予防とリハビリテーションの発展に大きく寄与しているとわれ、脊椎の健康と腰痛治療の分野に多大な貢献をしています。


Dr. Stuart McGillの著書「Low Back Disorders: Evidence-based Prevention and Rehabilitation」は、腰痛の分野で高く評価されている重要な文献です。ここで述べられている“腰痛のためのBig 3”は以下のとおり。

  1. McGillカールアップ (McGill Curl Up)
    • 背中を床につけた状態で上半身をわずかに持ち上げる運動です。通常のクランチとは異なり、腰椎の自然な湾曲を維持します。
  2. サイドブリッジ (Side Bridge)
    • 横向きに寝た状態で、肘と足で体を支えて腰を持ち上げるエクササイズです。体幹の側面の筋肉を鍛えます。
  3. バードドッグ (Bird Dog)
    • 四つん這いの姿勢から、対角線上の腕と脚を同時に伸ばす運動です。体幹の安定性を高めます。

これらのエクササイズは、腰痛の予防とリハビリテーションを目的として設計されており、McGill博士の研究によると、これらの運動は脊椎の安定性を高め、コアの持久力を向上させるのに効果的とされています。


これを読んで「・・・まんまピラティスやん!」と思った方は「その通り!」です。結局、安定した強い体幹づくりのためのトレーニングはとても地味です。こういう基礎をすっ飛ばして、性急に体を作ろう、変えよう、とすればするほど、痛みは強くなり怪我は頻回になります。

基礎を疎かにするなかれ。急がば回れが正解です。