ロレッタブログ

食事量の調整にミールプレート - 2025.03.20

このブログのMRIスキャン画像や脂肪の実物大の模型が効いたのか、食事の量と内容を真面目に見直すお客様が増えてきました。皆さん「そんなに食べてない」「呑んでない」と言いますが、本当にそうだったら太ることは無いんです。

運動しようがしまいが、活動量に対して食べる量が多すぎたら、誰だって太ります。

最近購入したこの脂肪の実物大の模型も効いたかな。腹囲90㎝以上の人は、内臓脂肪が3㎏以上あるそうです。腹囲80㎝の人ならこの模型分(2.26㎏)はありそうです。


体脂肪率が28%や30%やそれ以上とか、20代の頃より5kg以上体重が増えたら、やはり食べる量が多すぎる証(下垂体不全などの病は別として)。生活習慣病をいざ発症してからの後悔は、何の役にも立ちません。お医者様のお客様曰く「医者が病気を治すのではない。どんな名医でも、患者自身が心と体の問題に向き合わないと治らない。医者は起きたことに対処するけど、治すのは患者がやること」。ごもっとも!!

ですから選択肢は以下の2択のみ。

  1. 病の悪化と短命を覚悟する
  2. それが嫌なら改善する

現状維持は不可能なので、二択のメリットとデメリットをご自身で天秤にかけ、自由に選択すればよいのです。前者を選ぶのも本人の自由です。後者を選ぶなら、健康は失ってから後悔しても遅く、そして肥満は万病の元と心得て、痩せるとかダイエットとか他者比較やスルメみたいにがりがりに瘦せこけるとかではなく、哺乳類ヒトとして最も健康を維持できる適正な体重とサイズの維持につとめる、ということなんです。


その食事量の調整にお勧めの概念が、しばらく前のブログでご紹介したマイプレート

マイプレートは、2011年に米国農務省(USDA)が発表した栄養ガイドラインです。このガイドラインは、丸いお皿を4色に分けて、それぞれの部分にどんな食べ物をどれくらい食べれば良いかを教えてくれます。誰でも簡単に視覚的に理解できるシンプルさがとても親切です。

マイプレートの構成は以下の通り:

  • 緑色:野菜(皿の約4分の1)
  • 赤色:果物(皿の約4分の1)
  • オレンジ色:穀物(皿の約4分の1)
  • 紫色:タンパク質(肉・魚・卵・大豆製品など)(皿の約4分の1)
  • お皿の右上の青色:乳製品(ミルクやヨーグルトなど)

「今日の夕食の野菜が足りているのかな?」とか「果物はどのぐらい食べたらいいんだろう」みたいな食事のバランスの疑問が簡単にチェックできます。


実際に、このうちの3色(オレンジ色、紫色、緑色)をお皿のどこにどのぐらいの量を盛るか分かりやすい色分けしたプレートも販売されているようです。

この場合は、お皿の半分が緑色:野菜なので、これを果物と野菜を半分ずつで埋める、という感じになりますね。注意点は、体重過多の人は食べる量が多い人ので、このお皿を使ったからといって山盛りの盛り盛りにして食べないようにする、という点ですね。

 スクエアのお皿もあるらしく、当サロンのお客様はこれを購入してみたそうです。

こういう日々の食事の調整は、「こんなことしたくない」みたいに思いながらやるとまず続きません。もっとシンプルな欲望、たとえば「せっかく長寿が可能な国と時代に生まれたんだから、健康で自分らしく楽しみながら長生きできたらいいな。そのために自分が自分にしてあげられることをやりたいな」みたいな気持ちに素直なれば、実践することは難しくないと思います。

結局、過食や暴飲暴食って自傷行為と同等で、言い換えれば自分が自分に優しくしてあげられない病だと思うのです。「ストレスを解消するために、不健康な体重になるほど食べている」なら、そのストレス源はその人にしかコントロールできません(ストレス源が仕事なら転職する、家族なら離れるなど)。でも、いつまでも食べすぎの太りっぱなしで心身の健康を損なっていくだけの人生は、誰だって本意ではないはず。

楽しくおいしく、そしてバランスの良い食事を、毎日無理なく簡単に実現してくれるこんなツールは、ぜひどんどん活用してみてください。参考までに、フードピラミッドについて記した過去ブログも以下に載せますね。

フードシステムのダブルピラミッド

Anti-Inflammatory Diet & Pyramid