自分を知る「BIG5診断」から見えたもの - 2025.05.13
Big Five診断は、人格特性を評価するための五大要因として有名ですよね。ご存じ無い方について説明すると、心理学の世界では、人の性格は「5つの因子(Big Five)」で分析できるとされていて、その因子は開放性・誠実性・外向性・協調性・神経症傾向の5つとされています。
本来は相当な数の質問に答えて分析していくものなのですが、ちょっとした質問を使って自分のBig Fiveを診断することもできるそうなので、自分自身の特性を知るためにトライしてみました。質問は以下の通り。
- 新しい場面や経験に対してどの程度興奮しますか?(例えば、旅行先や新しい仕事)
- 普段、社交的ですか?他人と簡単に打ち解けますか?
- ルーチンワークや計画的な活動が好きですか?予定を立てるのは得意ですか?
- 緊張しやすいタイプですか?新しい状況に対して不安を感じることがありますか?
- 自分の感情をどれくらい表に出しますか?他の人に対して率直に感情を表現しますか?

【私の診断結果】
● 開放性:85
知的好奇心が強く、新しい概念や専門知識を探求する傾向が非常に高いです。
● 誠実性:72
計画性と責任感を持ち、ルーチンや目標を丁寧に実行します。ただし柔軟性もあり、予定を気分で変えることも。
● 外向性:40
一人で集中する時間を大切にし、深い関係を築くには時間をかけます。社交的ではありますが、内向的要素も強いです。
● 協調性:58
他者に思いやりはあるけれど、必要以上に迎合せず、適切な距離感を大事にするタイプ。
● 神経症傾向:25
感情的な動揺が少なく、冷静沈着。失敗を糧にできる強さがあります。
【感想:すでに自分で分かっていたことだった】
結果を見て「やっぱりそうだな」と思いました。自分で長年感じていた特性が、こうして科学的に裏付けられた感覚です(笑)。
たとえば、「開放性が高い」という結果は、私が常に技術や理論を学び続けている理由そのもの。
身体の構造、神経系、スキンケア、心理的・・・どれも奥深くて、飽きることがありません。お客様の変化に関しても、焦らず淡々と積み重ねる大切さを、日々の現場で感じています。どんなに小さな進歩でも一緒に喜び合える関係を好みます。
また、「神経症傾向が特に低い」という点について──私は日々の小さな不調やトラブルも、必要な気づきや学びとして受け止める傾向があります。感情の波に振り回されることは少なく、淡々と、けれど丁寧に物事に向き合うタイプです。
そのため、公私を問わず、情緒の不安定さが強く表れる方や、過度に依存的な傾向をお持ちの方とは、無理に関わろうとはしません。お客様との関係性も「互いに安心して、共に成長して、静かに信頼を築いていけること」を大切にしています。そうしたスタンスに共感いただける方にとって、ここは安心できる居場所になると思っています。実際に、いくつかのサロンを巡られた後、「やっぱりここが一番落ち着く」と数年後に再び戻ってこられる方も多くいらっしゃいます。そうした再会のたびに、自分のスタンスはこれでよかったのだと、あらためて確信するのです。
こうした点を踏まえて私という人間を、少しだけ言葉にするなら、私はおそらく派手さはないけれど、静かに深く、成果を追求するタイプなのでしょう。
親しみやすさはあるほうだと思いますが、無理に盛り上げたり同調せず、自然体で心地よい距離感を大切にしています。そして、どんなに小さな進歩でも一緒に喜び合える関係が好きです。
また、接客業によくある「わかりやすいお世辞」は基本的に言いません。
長年の勉強と実践経験を通して、専門的な知見に基づいて誠実に伝えることを大切にしています。
学術的に正しくないと判断したことについては、やんわり伝えることもありますが、多くの場合は誤解を避けるためにはっきりとお伝えします。
現在の場所で開業してから、ありがたいことにもう20年目を迎えました。
その間に出会った多くのお客様と共に歩み、私自身も大きく成長させていただきました。ありがたいことに、私のサロンの施術やセッションには、10年20年という単位で「長く通い続けてくださる方」も多くいらっしゃいます。それはきっと、私の性格がそういう「時間をかけて向き合う仕事」に向いているからかもしれません。
【こんな方と出会えたら嬉しいです】
・忙しい日々の中で、自分の身体と心を丁寧に整えたい方
・即効性ではなく、本質的な変化を求めている方
・静かで落ち着いた空間で、自分と向き合いたい方
・理論や根拠のあるアプローチに安心感を持てる方
そんな方にこそ、私の施術やレッスンは響くのではと思っています。
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