ロレッタブログ

R.I.P Brian Wilson(1942–2025) - 2025.06.18

6月12日、ブライアン・ウィルソンがこの世を去りました。

https://www.brianwilson.com/

訃報を受けて、多くの友人たちがブライアンのバンドメンバーと旧知の仲の私のことを気遣って連絡をくれました。本当にありがとう。私は大丈夫です。とても静かな気持ちで受け止めています。

というのも、ブライアンはここ数年の写真では車椅子姿のことが多く、「そろそろその時かもしれない」と感じていました。認知症も発症していたブライアンは、後見人になっていた奥様に昨年先立たれ、さらに心身が弱っていっているような印象もありました。

精神疾患と向き合いながら、創作で命を削りつつ繋ぎつつ、音楽という表現で多くの人の心を動かし続けてくれた唯一無二の天才。奥様の死去後は長年のビジネスマネージャーであるジーン・シーバースと、ウィルソン家の弁護士リー・アン・ハードが共同でその役割を引き継いでいました。ジーンは私が20代前半の頃に会ったときには既にマネージャーとして活躍していたので、かれこれ30年近く、ブライアンのそばで支え続けてこられたことになります。彼女の献身は、本当に尊敬に値します。後見人のニュースを読んだ時「まだマネージャーやってたんだ!本当によくやってるなあ・・・」と感嘆しましたから・・・。

ブライアンが背負ってきたもの、そしてそこから生まれた音楽の深さを思うと、その人生は短くなかったとさえ感じます。むしろ「予想以上に長生きしたんじゃない?」なんて思うほど、何度、いつ亡くなってもおかしくないような状態でいた期間があまりにも長かったのですから。今ごろ天国で、兄弟やバンドメンバーたちと再会し、また自由にハーモニーを奏でていることでしょう!

そんな思いにふけりながら、「ビーチ・ボーイズ結成50周年記念ツアーで来日したのは何年前だったかな?」と、自分のブログを遡ってみたら、なんともう13年も前でした!そして、当時のブログからはいくつか画像が消えてしまっていて、長くWebを運営している人なら思わずうなずいてしまう“あるある”に苦笑い。私は元々ほとんど写真を撮らなくて、ブログを書くことが無かったら基本的に愛猫以外撮影していなかったかもしれないほどなのですが、あの時間は今も心にしっかりと残っていて、記憶の中だけで何度でも再生できる、大切なひとときです。

R.I.P. Brian Wilson。あなたの音楽と私の20代と30代にかけて(もちろんこれからも聴くけど!!)とびきり楽しく特別な記憶を作ってくれたことに心から感謝します!長い闘い、本当にお疲れ様でした!

その50周年記念ツアーの映像はこちらでフル視聴できます。
どの世代の方にもきっと馴染みのある怒涛のヒットメドレー、どうぞお楽しみくださいね!夏に最高ですよ。


でも、個人的には、サーフミュージックとは全く違うビーチボーイズのこれらのアルバムのほうがもっと好きです。

2012夏休み後半

2012夏休み後半・8月14日・東京

8月16日QVCマリンフィールドでの公演が放送らしい

BW映画

To say they were “fired” or “sacked” just isn’t accurate.