ロレッタブログ

「ただ運動すればいい」は間違い? ピラティス経験者が驚いた“動き出しの違い”とは - 2025.07.03

何年もピラティスを続けているのに、思うように姿勢や体型が変わらない——
自宅で筋トレやストレッチも頑張っているのに、なぜかしっくりこない。
そんなお悩みをお持ちの方、実は少なくありません。

先日プライベートセッションでお会いした方も、まさにそのようなお気持ちでご相談にいらっしゃいました。
その方は、かつて数年間にわたって週に2〜3回ほどプライベートセッションを受けていたご経験があり、ご自宅でも筋トレを継続されていたそうです。

しかもまだ30代とお若く、食事も乱れておらず、体重や体脂肪率も適正な範囲で安定しています。
お菓子やジュース、お酒、アイスクリームなどに頼ることもなく、精製糖質に依存するような生活とも無縁。貧血の放置や、生理不順の放置、タンパク質の不足などのいわゆる“食事管理や最低限の健康管理のできていない人”では決してなく、むしろ自己管理に対する意識の高い方でした。

つまり、「努力不足」や「自己管理の欠如」といったよくある原因ではなく、根本的に“動き方”や“身体の使い方”そのものにズレがあったというケースです。

セッションでは、まず「今、どのように立っているのか?」の姿勢を丁寧に分析。
骨盤の傾き、胸郭の向き、下肢の関節、上肢の関節、腰椎、胸椎、頸椎と頭の位置、肩甲骨、重力との関係性と実際の脊柱の可動性を読み取りながら、無意識のうちにどのような筋肉を多用してバランスをとっているかをお伝えしました。
その方にとっては初めての“姿勢分析”だったようで、ご自身でも心当たりのある癖がいくつもあったようです。

続いて行ったのは、ニュートラルやインプリントの考え方と、背骨・骨盤・頭蓋骨などの正しいスタートポジションの体感。
これらをベースに、呼吸を整えながら基本動作に入ると——
「え? こんなにスムーズに動き出せるんですね!」と、驚きとともに表情がぱっと明るくなったのが印象的でした。

その方はこうおっしゃっていました。

「これまで、ただ“運動しなきゃ”という気持ちで動いていました。でも今日、正しい姿勢やポジションに整えてから動くことで、こんなにも違うのかと実感しました。
動き出しがすごく楽で、無理がなくて、“これが正しく動くってことなんだ”と、初めて腑に落ちた気がします。

ピラティスや筋トレは、正しいフォームで行ってこそ、本来の効果が発揮されます。
でも実はその前段階として、「自分の今の姿勢がどうなっているか」「どこに偏りがあるか」を知らなければ、正しいフォームにはたどり着けません。

こうした背景を持つ方でさえ、「正しい位置に立てていなかった」「適切なスタートポジションを知らなかった」ことで、変化を感じづらくなっていたのです。
逆に言えば、食事の乱れやトレーニングの絶対量・頻度に心当たりがある方は、まずそこから見直すことが必要です。
身体は正直です。適切なアプローチを重ねれば、必ず変化はついてきます。

だからこそLorettaでは、“自分を知る”ことから始めるピラティスを大切にしています。
その上で、必要な順序で、正確な動きを、一つずつ丁寧に積み重ねていく。
表面的な運動ではなく、本質的な変化を引き出すためのアプローチを常に心がけています。

「なんとなくやっているけど、変化を感じられない」
「自分の姿勢や動き方が合っているのか不安」
そんな方にこそ、一度体験していただきたいセッションです。

初めての方にもわかりやすく丁寧にサポートいたしますので、どうぞ安心してお越しください。
ご自身の姿勢や動き方を見直したい方は、以下よりセッションをご予約いただけます。

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