“グループで学ぶ”の限界と、“自分の身体で学ぶ”ことの価値 - 2025.07.23
◆“本質的な改善”を目指すなら、どこで誰と学ぶかがすべて──そう痛感した最近の体験から。
最近、都内の複数のスタジオで体験セッションを受講しています。背景には、過去最大のブームを迎えたピラティス業界で、短期育成の即席インストラクターが急増するなか、果たしてどの程度の質が担保されているのかを自分の目と身体で確認したいという思いがあります。
また、自分の成長のためでもあり、クライアントにとって本当に価値のある指導とは何かを見極め続けることが目的です。
流行のプログラムや、異なる資格団体のアプローチがどう実践されているのか、体感することでしか見えないものがあります。
その中で、やはり見えてきたのは、「本質的な改善を目指すなら、どこで誰と学ぶかが何よりも大切」だという事実でした。


◆グループセッションには限界がある
たとえばあるスタジオでは、インストラクターがこう話してくれました。
「プライベートセッションをまだお若い30歳から10年近く毎週継続されて、しっかり体と動きの基礎をご自身で学んだからこその正確な動きですね!グループでも皆さんがここまで動ける状態からのスタートならどんなによいことか!」
「実際にはグループクラスでは、おひとりおひとりに丁寧に指導や修正をしている時間はないですし、一人のお客様にかかりきりになると他の参加者の方に不公平になってしまうので、どうしても目を配る頻度や指導の質は劣るんです。Wakanaさんのように、ご自身の微細な動きやどういう動きで癖が出やすいか、その修正方法まで気づいておられて、ご自身でも把握できるレベルまで達していたら、グループセッションもご自身の姿勢や悩みにふさわしくない動きでも、ご自身で動きを修正しながら行えるので、理想的ですよね!」
このように、インストラクター自身も「グループ指導の構造的な限界」を認識しています。
当サロンのピラティスページでも述べている通り、そもそもピラティスはプライベートセッションで学ぶことが本質です。
グループセッションで最大限の成果を引き出せるのは、すでに相当な経験を積み、バイオメカニクスや動作のロジック、イクイップメントの構造や使い方を理解した人に限られるでしょう。
◆プライベートセッションが必要な理由
特にプライベートセッションが適しているのは、以下のような方々です:
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初心者の方
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すでにどこかに痛みがある方
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手術・外傷・病歴のある方
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整形外科に通っても解決しない運動器の問題がある方
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頻繁に痛みを繰り返している方
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高齢者
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特定のスポーツや競技、または仕事などで反復動作を日常的に行っている方
それは、すでに運動器の不具合や老化、損傷が表面化しているというサインであり、体の動かし方に何かしらの極端な偏りがある可能性が非常に高いため、集団に合わせたレッスンでは、根本的な解決に至らないからです。
たとえるなら、それは“唯一無二の宝石”のような自分の身体を、さらに傷つけないための選択。
レジャーや娯楽のように“なんとなく体を動かす”のではなく、専門的な知識と経験に基づいた質の高いプライベートセッションこそが、自分の身体を大切に扱うための「技術」を学ぶ最短ルートです。
◆「プライベートなら何でもいい」は大間違い
ただし、プライベートセッションにも“ピンキリ”があります。
間違った評価、ずれた分析、そして意図のない運動指導──そういった“キリ”のセッションを受け続けていても、成果にはつながりません。
最近では、ただリフォーマーなどのマシンを設置しただけで、個々人の柔軟性や特性に応じたモディフィケーションも適切に提供できない、ツールも知識も不足したスタジオも散見されます。
◆グループクラスの現場の葛藤
グループセッションを指導するインストラクターからよく聞かれるのが、次のような悩みです:
「怪我や手術歴があって、患部に癒着や人工関節があったり、頻繁にぎっくり腰やヘルニアの悪化を繰り返しているような方に、プライベートセッションを勧めてもなかなか受けてくれない。でもネイルや新しいウェア、旅行にはお金をかけていて、呑み会にも参加していて、プライベートの費用が出せないわけじゃないのに……」
「その状態の身体で、配慮されていないグループクラスに参加して、『通ってるのに良くならない』と言われても、そもそもグループではそこまでの個別対応は難しい。クラスには年齢も状態も、体力も柔軟性もピラティス歴もバラバラな方が混在しているから、ひとりに最適化されたプログラムは作れない。期待が高すぎるよね」
私自身、まさにこのような現場の課題をよく理解しています。だからこそLorettaでは、プライベートセッションにこだわっているのです。
◆指導者をどう選ぶか?
だからこそ今は、「指導者をどう選ぶか」が問われる時代です。
お客様側にも、「本質を見極める目」や「自分の身体をどこまで大切に思えるか」という視点が求められているのです。
たとえば、旅行で宿泊するホテルやレストラン、エアラインにはこだわるのに、人生で一度しか手に入らない身体の未来をつくる場面では“できるだけ安いほうがいい”という感覚は、あまりにもバランスを欠いています。
Lorettaでは、
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姿勢・動作の精査に基づく個別プログラム
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クライアントの状態に応じた最適な種目選定
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神経系の学習に最適な“静かな”環境
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無理のない正確な見本動作
こうした要素を重視し、“再現性のある改善”をめざしたセッションをご提供しています。
◆最後に
どこで学ぶか、誰から学ぶか──それが、未来の身体に直結します。
そして、どんなに優れた運動法も、それをどう伝えるか、誰に伝えるかで結果はまるで違うものになります。
あなたの身体は、交換のきかないたった一つの宝物。
流行ではなく、根本から学びたい方に、Lorettaは本気で寄り添います。
