ロレッタブログ

Hairspray - 2007.06.21

おととしNYで見たミュージカル‘Hairspray‘が、日本にやってきていました。
奇才ジョン・ウォーターズの1988年のブラックコメディ映画「ヘアスプレー」の大ヒットを受けて、ブロードウェイでミュージカル化されたのが2002年。
翌年のトニー賞で13部門にノミネート、8部門を獲得し、一躍話題を独占したのだそうです。
何も知らずに、「せっかくだから何か観てみよう」と思い立ち、「60年代のキッチュなファッションと歌が楽しそう!」というだけで選んだミュージカルが、よりによってこの作品、というのも不思議なものです。
ストーリーは、60年代のボルティモアを舞台に人気ダンス番組の大ファンであるちょっと太めの高校生トレイシーと友人ペニーが、番組の人気者になったことから始まります。しかし、番組の裏では黒人差別があり、それに果敢に立ち向かうトレーシー、というもの。

実際には、黒人の友人は「ポリティカリーコレクトでアフリカンアメリカンとか笑っちゃうね。ブラックでもニグロとでもなんとでも呼んでくれ。」と大笑いしていて、それはそれでシュールな光景でしたが。
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http://www.bunkamura.co.jp/
ちなみに、ジョンウォーターズによる映画DVDの表紙はこんな感じ。
母親役の女装怪人デヴァインのオーラは、ピンクフラミンゴよりは控えめですね。

そして、なんとこのミュージカル、再度映画化されるそう。
母親役はジョントラボルタ・・・・はまり役。