ピラティス

「ピラティス」の創始者、ジョセフ H.ピラティス(1883~1967)は、幼少期に、くる病、喘息、リウマチなどに悩まされた経験から、自身の体質改善と体力増加の為に、ボディービルや体操、ダイビングなど様々なスポーツに取り組み、健康な体を取り戻しました。

第一次世界大戦中にピラティス氏は収容所で看護師として長期臥床の患者へのリハビリを考案。ベッドのスプリングを利用してエクササイズの器具を作りました。これが現在の「キャデラック」と呼ばれるピラティスマシンの原型です。このように、ピラティスはリハビリテーションのために開発されたエクササイズから始まりました。

その後、ピラティス氏はアメリカに渡りスタジオを開設。ピラティス独特の体幹を強化し、柔軟性を向上させ、そして姿勢の改善を目指すトレーニング法は「コントロロジー」と名付けられ、その効果はダンサーたちの間で急速に評判となり、世界に広まりました。ダンサー以外に、全身で繊細な表現を求められる銀幕のスター達(ヴィヴィアン・リー、ローレンス・オリヴィエ、キャサリン・ヘプバーンら)もクライアントでした。また、レノックスヒル病院の整形外科医局長は、いち早くピラティスによるリハビリ効果に注目し、自身の多くの患者にピラティスを薦めていたそうです。

ピラティスは運動の「量」を重視する一般的なトレーニングとは異なり、正しい呼吸を行いながら、身体の内部の筋肉をきちんと動かし、普段あまり意識しづらい細かな筋肉や全身の隅々の状態にまで意識を集中させます。またエクササイズの動きは止まることがなく、なめらかに流れるように動きをコントロールしながらスムーズに連続させていく「フロー」、つまり「動きをどう行うか」という運動の「質」と「正確さ」を重視しています。ピラティスには明確な型があり、ちゃんと動きを理解して形をはめるように練習すれば上達します。このため、ピラティスはインテリジェント・エクササイズとも言われます。

ピラティス氏は自身のメソッドで「呼吸」「集中」「センター」「コントロール」「正確性」「フロー」を重視し、自身が考案した「コントロロジー」というエクササイズが、やがて現代においては「ピラティス」と呼ばれるようになりました。ピラティス氏は、コントロロジーは「10レッスンで気分が良くなり、20レッスンで見た目が良くなり、30レッスンで新しい身体に生まれ変わる」と語りました。

ピラティスは誰にでも、全ての人に役立てることができるエクササイズであり、ピラティスを通じて脳と筋肉と神経系に働きかけ、重力下でエロンゲーション(軸性伸長)しながら動くという正しい体の使い方を身につけることにより、運動不足の解消のみならず、正しい姿勢に近づきます。これにより、各々の本来の肉体の強靭さ、肩こりや腰痛の緩和や改善、柔軟性、コーディネーション(協調・調和)の向上、集中力の向上、メンタルもリフレッシュされるなど、多角的かつ相乗的な効果が実感できます。
身体の使い方や習慣は無意識化のマインドこそが大きく影響すると考えたピラティス氏は、コントロロジーとは、「ボディ」と「マインド」と「スピリット」が融合した、マインドで身体の完全なコントロールを実現し、またそれを繰り返し再現することでバランスの良い身体を作り上げること。心身が調和し、一体である究極の形としました。ピラティス氏が「私の考えは50年早かった」と語るその考えは1945年に「Return to Life through Contrology」として出版されています。

ロレッタのピラティスセッションの料金は?

【パーソナルセッション 】

  • 1回×60分 価格 : ¥12,000 税抜 (¥13,200税込)
  • 10回×60分 価格: ¥110,000 税抜 (¥121,000税込)・・・セッション1回あたり ¥11,000  税抜 (¥12,100税込)有効期限4ヶ月
  • 有効期限内に未消化の残回数分は、1回  ¥12,000 税抜 (¥13,200税込)との差額のお支払いで、本来の有効期限から有効期限1か月延長で受講可能。
  • 延長期限内に残っていた回数分は全て無効。、返金不可。
  • 月会費・年会費・維持費・事務手数料、月額引落なし
  • お勧め頻度:何事も継続なくして能力は向上しません。自分のために努力できるようになるには目標設定と自己成長の実感が不可欠です。その最重要条件は頻度です。具体的な改善課題がある方は、神経系の再教育と機能向上に要する頻度は最低週2回以上、理想は週5回。高頻度の実現にオンライングループセッション(GS)の併用が大変お勧め。
  • 気分転換や趣味の範囲で受けたい方:ご自身が気が向いた時でよいでしょう。

【朝のオンライングループセッション 】

  • オンラインGSピラティス版:リアルタイム参加、または録画配信。開催日 月・水・金
  • オンラインGS筋トレ版 第2弾:リアルタイム参加、または録画配信。開催日 火・木または火・木・土の2種類から選択。
  • オンラインGS筋トレ版 第1弾:録画配信のみ。開催日 火・木または火・木・土の2種類から選択。
  • 価格:参加頻度週3回×3か月間の場合・・・合計60,000円(¥66,000税込)
  • 対象者:パーソナルセッションの定期利用者
  • 開催日時:午前7時から30分間
  • 参加スタイル:ZOOMのカメラ&音声オフOK。途中参加・休憩・退室、見学のみもOKの自由参加スタイル。 参加者は椎間板の水分量を落ち着かせ背骨を動きやすい状態にするためにセッション開始1時間前には起床をお勧めします。
  • リアルタイム参加欠席者の録画配信:当日午前8時頃配信。視聴可能期間は翌日夜11時59分まで
  • 目的:習慣化に必要な最低頻度は週4回、必要期間は約250日とされています。オンライングループセッション週3回+パーソナルセッション最低週1回=最低週4回の運動習慣を目指しましょう。
  • 習慣化の鍵:無理なく続けるためには大きなゴール設定も大切ですが、そこに至るまでのスモールステップの実践は、最も実行しやすい時間帯で新しい良い癖づけを確立することから始まります。まず週3回30分間から始めましょう。
  • 活用法:不安定で脆いやる気やモチベーションに頼る人ほど挫折します。毎日の歯磨き洗顔同様に「毎朝運動するのが当たり前」にご自身を進化させるために、定時枠での仕組み化&同じ目標を追求する仲間がいる環境設定を利用して、停滞期やモチベーションが無い時にどうにかして上げようとするのではなく、モチベーションが無い時でも淡々を続けられる仕組み化を活かしましょう。

ロレッタのピラティスメソッドは?

ロレッタでは、ピラティスのトップブランド、STOTT PILATES®(ストットピラティス)の理論に基づいたセッションを提供します。

数多くあるピラティスメソッドの中で「ピラティス界のアイビー・リーグ(名門校)」とも呼ばれているストットピラティスは、カナダのトロントに本部があり、現在では世界100か国と約7万人のインストラクターが所属している団体です。世界NO.1のピラティスブランドとして様々な分野から高い注目を集めているストットピラティスのメソッドとゴールは、全身の筋肉を不必要に大きくすることなく、強さ、柔軟性、持久力を向上させ、不良姿勢の改善や怪我のリスクの軽減などの機能改善を実現することです。

この機能改善のために、ストットピラティスはピラティスの基礎となるジョセフ・ピラティス氏の本質、神髄、原則を基本に、パフォーマンスの向上のために現代の解剖学、生体力学の要素を取り込み、革新的変化を続ける最も安全で効果的なメソッドとして、常に発展を続けています。
例えば、平らでまっすぐな背骨にすることを目指した元々のジョセフ・ピラティス氏の理論とは異なり、ストットピラティスでは、呼吸、骨盤の配置、胸郭の配置、肩甲骨の動きと安定、頭と頸部の配置の5原則に基づき、背骨の自然なS字カーブを回復し、関節にやさしく負担の少ない動きで、関節周辺の筋肉を調整しなおすように、安全かつ効果的に体幹の安定・強化をします。


 

ストットピラティスの特徴とは

ストットピラティスは、身体への負担の少ない動きで、安全かつ効果的に体幹の安定と強化を行います。ただやみくもに動くことを決して推奨せず、絶えず最適な姿勢を意識しながら(運動制御・モーターコントロール)、少ない負荷で確実に全身の筋肉をくまなく刺激し、無理ない範囲で動くことで最大の効果を引き出すことができるのが特徴です。なぜならば、フィットネスやエクササイズの手法に流行廃りはあれど、人体の基本構造としての骨や筋肉の数や関節の向き、そしてその機能(関節可動域など)は流行で変化することは決してないからです。

身体の動きを車の運転に例えると以下のようなイメージです。

  • ドライバーの運転技術=ピラティス
  • エンジン=筋パワーと筋肥大
  • サスペンション=柔軟性

運転が下手だから事故(怪我や故障)を起こしたのに、よりパワフルなエンジンを搭載する(高重量の筋トレ)、あるいはサスペンションの調整ばかりに注力する(ストレッチによる筋・腱・靭帯の弛緩)。すると何が起こるでしょうか?いずれ再び同じような、そして損傷度合いがより酷い事故を起こす可能性が非常に高いのではないでしょうか。その事故の結果、最悪の場合は致命的なものになりかねません。

車の運転にはエンジンもサスペンションも非常に重要であり、この3つのどれも欠かすことはできません。しかしながら再事故の発生を未然に防ぐために、この中からあえてどれか1つを最優先で改善する必要があるとするならば、それはドライバーの運転技術(運動制御・モーターコントロール)ではないでしょうか。正しい体の使い方を脳が理解し実行できるようにすることにフォーカスするストットピラティスは、リハビリ後のトレーニングなどの医療分野でもその役割が期待されており、そのエクササイズが大変適応に富んでいるために、アメリカやカナダでは医療機関からも高い信頼を受けています。

定期的かつ継続的なセッションを行うことで、ストットピラティス独自の5原則に基づきながらエクササイズを行う際の運動制御の強化を図り、身体の動きそのもの対する認知とコントロールの向上を目指します。それにより、日常生活からスポーツまで全てのパフォーマンスアップが期待できます。ニュートラルな姿勢、体幹の安定、正しい呼吸、脊柱の自然なカーブは、本来の体の不要な過度の緊張を解き放ち、柔軟性を向上させ、QOL(クオリティオブライフ)を進化させます。

ストットピラティスの愛好家には、フィットネスのビギナーから、フィットネスに日常的に親しんでいる方、高齢者、リハビリを要する方(事前に主治医の許可が必要です)、パフォーマンス向上を追求するアスリートまで老若男女全ての方が含まれます。特に運動が苦手で筋力が弱い方、故障者にも安全かつ効果的なエクササイズが実践できるように、準備段階のエクササイズやモディフィケーション(調整)が非常に充実しているのもストットピラティスの大きな特徴です。また、こうした理論的なプログラミングゆえに、ストットピラティス愛好家にはインテリジェンスの高い方が特に多いのも特徴です。

 

 

ロレッタのピラティスの特徴は?

ピラティスの本場の北米では、本来は初級から上級までの全エクササイズと全てのイクイップメントの指導と教育の受講を終え、認定試験に合格したインストラクターのみがピラティスインストラクターを名乗ることができる、と言われています。一方、エクササイズ後進国の日本では、確固たるフィットネスのバックグラウンドが無い、あるいはクライアント経験が乏しいまま僅か数週間や数か月のセミナー受講で独立開業するパーソナルトレーナーが激増しています。

当スタジオのオーナーインストラクターの最大の特徴は、ボディケアのプロであり、かつ世界的に有名なストットピラティスのライセンストレーニングセンターで11年間以上、毎週欠かすことなくトップトレーナーによるプライベートセッションを受けてきたクライアント当事者でもある、という特筆すべき経験を備えていることです。

そのキャリアは、スウェディッシュボディケアやディープティッシューテクニック、筋膜リリース、マニュアルリンパドレナージュ(MLD)などのボディケアプロフェッショナルとしてスタートしており、現場歴25年以上の研鑽と解剖学的知識を備えています。それと並行しながらピラティスとの関わりは、日本トップのストットピラティスインストラクターによるプライベートセッションのクライアント(ピラティス初心者)として、指導を受ける立場からスタートしました。

ストットピラティスでは、インストラクター取得資格のための知識や技術を学ぶことができるカナダ本部公認のライセンストレーニングセンターが世界各国に設けられています。セッションで師事したインストラクターは、2008年当時の東日本のストットピラティスインストラクタートレーナー全4名(稲垣麻衣、安井洋子、イリーナ植村、船橋加奈子)の日本ピラティス界の最先端をリードする指導者ばかりです。ロレッタのオーナーは、段階的に各エクササイズの難易度が上がり、全てのイクイップメントで最難度とされる上級エクササイズまで実践できるようになったクライアントとしての経験の過程で、諸先生方からの強い推薦を受け、フル認定インストラクター資格取得に最短期間で合格し、2017年からはロレッタにピラティススタジオを併設しました。これら全てのオーナーの経験がストットピラティスならではの姿勢改善に繋がる適切なプログラミングと、豊富なエクササイズバリエーションを可能にしています。

当スタジオでは、運動に不慣れな初心者や低体力者が理解しづらいがゆえに間違えやすい動き、感覚がつかみづらい筋肉の箇所や、フォーカスしたい筋肉に働きかける的確なキュ―イングとプログラミングを、知識のみならず長年のパーソナルセッションのクライアント経験から誰よりも体得熟知したオーナーがマンツーマンで指導します。


セッションはどのように進みますか?

改善のためには正しい現状把握が鍵を握ります。初回は、クライアントのご体調やエクササイズの経験、目的などをお伺いし、ストットピラティスの特徴である姿勢分析を行い、身体の特徴を把握します。分析データを元にプログラムを作成し、セッション内容をプログラミングします。より効率的にプログラムを組むために最も大切なことは、クライアント自身が自分で決めた明確な目標を掲げ、成長と発展の方向性を定めることです。

二回目以降のレッスンでも、セッション前にはまず当日の体調や生活の様子などを確認し、プログラムに反映します。たとえば、寝不足や疲労困憊している時とよく眠れた時とでは、身体の反応も動きも大きく異なります。そうしたコンディションの違いを都度プログラムに反映します。

セッション後には、お客様の上達した部分、動きの良くなった部分、身体の状態についてインストラクターからコメントをさせていただきます。必要であれば体重管理、食事、睡眠、メンタルのあり方にも言及します。次のレッスンのみならず、長期的な身体づくりの目標に向けてセッションを進めるためには、クライアントの自律性が大変重要です。効果的かつ最善のセッションを実現するために、ロレッタでは率直なコミュニケーションを大切にしています。目指すべき目標は、お客様ご自身が不自然な姿勢に気づき、身体を正しく使えるようになり、指導がなくてもご自身の内的感覚で都度修正ができようになることです。


パーソナルセッションのメリットは?

インストラクターとマンツーマンで受けるセッションです。
大人数で行うクラスではなく、ご自身専属のインストラクターを持つことで、個々の姿勢や特徴やニーズに応じて、セッションのプログラムをカスタマイズすることができます。ヒトの顔立ちが違うように、筋肉や靭帯の硬さや骨格などの個性や目指す身体のゴールも異なります。セッションは1,000種類以上あるピラティスのエクササイズからカスタマイズした内容で進められるため、各々のコンディションに柔軟に対応したプログラムが提供されます。

また、正しいフォームでエクササイズを行う際にクライアントが間違いやすい代償動作をインストラクターが見逃すことなく修正することが可能なため、グループセッションよりも高い効果を感じていただきやすいのも特徴です。あきらめずに努力できる人ほと断然改善が早いのは言うまでもありません。そうした点から、毎回の適切な修正を求める高い向上心や明確な目標のある方、改善に意欲的な方に非常に適しています。

こんな方におすすめ

  • やみくもに動くエクササイズではなく、ご自分に必要な少数精鋭のエクササイズを行いたい
  • グループエクササイズや自宅でのセルフエクササイズだけではさぼってしまうので、ちゃんと指摘してほしい
  • 正しいフォームで安全で効果的なエクササイズをしたい
  • 1つ1つのエクササイズを行う理論や意味を理解して取り組みたい
  • 効果を早く感じるための努力ができる
  • 特定の部位の動きやパフォーマンス向上など明確な目的がある
  • 自分のルーティンとしてお勧めのエクササイズを知りたい

ロレッタのピラティスの設備は?

個人のスタジオとしては非常に珍しく、ピラティスのイクイップメント(マシン)とプロップ(小物)が大変充実しています。セッションに使用するイクイップメントとアクセサリーはStottPilatesを有するMeritthew製です。その品質は比類なき性能の高さゆえにピラティス界のロールスロイスと称えられています。そのほか、海外では名のあるスタジオを中心に徐々に広まりつつありながら日本で導入しているスタジオは大変希少なCoreAlign、エクササイズマットや一部プロップはベアフットトレーニングのトップブランドNabosoの製品も使用しています。

【イクイップメント】

  • タワー付きSPXリフォーマー(タワーがキャディラックの機能を兼ね備えており、リフォーマーボックス、メープルポール、エクステンションストラップ、ビンヤサトライアングル、ファジーストラップなど付属ツール全完備)
  • コアアライン
  • スプリットペダルチェア
  • ラダーバレル
  • スパインコレクター
  • アークバレル
  • スタビリティバレル
  • スパインサポーター
  • ローテーショナルディスクボード
  • カーディオトランプ
  • ジャンプボード
  • クロスボウ
  • BOSU
  • スタビリティバー

【プロップ】

  • ローテーショナルディスク
  • スタビリティクッション
  • フォームクッション
  • スタビリティボール
  • Halo Trainer Plus
  • Halo Trainer スタビリティボール
  • スパインフィッター
  • ツイストボール
  • フィットネスサークル
  • フィットネスサークルトーニングリング
  • ストレングスチュービングアンクル
  • トーニングボール
  • ソフトケトルベルプラス
  • ナボソ マット全種類
  • ナボソ センサリースティック
  • ナボソ ニューロボール
  • フォームローラー デラックス
  • ストレッチポール
  • ロルガジェネシスフォームローラー
  • スライディングモビリティディスク
  • フレックスディスク ラージ・スモール
  • レジスタンスループ
  • ストレングスチュービング コア
  • ストレングスチュービング アンクル
  • セラバンド、フレックスバンド

Q.どのくらいのペースで通った方がいいですか?

姿勢改善のためには期間を開けずに継続することが肝腎です。改善のためには実践頻度が最重要です。週1回のレッスンでは、日々の忙しさで学んだことを忘れてしまい効果が半減します。したがって、現状維持で最低週に1回効果を出したい方は週2回以上、理想は週5回以上の頻度をお勧めします。特に初めうちは少なくとも週2回のレッスンを導入することで、ピラティスで学んだ姿勢や動きを日常生活に反映させることができるので、より早く上達します。お忙しい方には、最低週1~2回のプライベートセッションと週3回開催のオンライングループセッションの併用が特にお勧めです。

ピラティスは自分の身体の正しい運転方法を学ぶ神経系の再教育であり、自分のイメージ通りに自分自身の身体を使いこなすための訓練です。自分が意図する動きを意図したようにできるためには、どの筋肉をどのようにコントロールすればよいかがわかるようになることが必要です。そのためには、忍耐強い繊細な動きの反復運動が必要であり、これに一切の近道はありません。正確さと質を重視するため、クライアントご自身が脳からの指令を全身の神経系に伝達できるようになることを非常に大切にします。意識しながら動くこと(コントロール)により、体幹(コア)から動くという運動スキルを習得し、身体意識のさらなる向上を目指します。

スローな動きでも全身の末端の筋肉までコントロールして動かすというその特徴から、ピラティスを始めたばかりの頃は、しばらくの間はシンプルな動きでさえ思うようにできないことに沢山気づくでしょう。しかし、その時インストラクターから指摘されたことの意味がすぐには理解できなくても、年単位で長期的かつ反復的にピラティスを継続することで、次第にご自身の身体でその意味に気づき理解できるようになっていきます。

ご自身が動きたいようにやみくもに動かすのではなく、身体と動き(運動)を自分(脳)でコントロール(制御)できるようになれば、動きから無駄や無理がなくなり、優雅になり、怪我も少なくなります。そのため、自分の身体を省みずに性急に劇的な結果を急ぐ人には、ピラティスは一般的なエクササイズよりも時間がかかるように感じられるかもしれません。運動習慣をもたない方がいきなり激しい運動を行うと、身体への負担となり故障するなどの逆効果になりがちですが、時間のない方や体力に自信のない方でも、個別に合わせたレベルで無理なく続けることができるのがストットピラティスのパーソナルセッションのメリットです。

【キャンセル規定】

  • キャンセル及びご予約日・ご予約コースの変更等(所要時間が大幅に変わる場合のみ)は、ご予約日の3日前までにご連絡下さい。
  • 当日キャンセル(ご予約時間から遡って24時間以内)は100%、24時間~48時間前までのキャンセルは50%を頂戴いたします。
 

Q.セッションで着用する服装は?

  • ジャージやTシャツなど動きやすい服装、靴下、汗拭き用のタオルをご持参ください。シューズ不要。
  • 特に指定はありませんが、仰向けやうつ伏せになるため、身体に当たるファスナーなどがないウェアのほうが望ましいです。
  • お水は不純物をほぼ完璧に除去しながら、ミネラルはそのまま活かす世界で唯一「ファインセラミックフィルター」を採用した高性能浄水器浄水器“シーワン(C1)を使用した浄水をご用意しておりますが、持参も可能です。
  • 【レンタルウェア(税抜)】上・下ともに各250円(標準サイズでご用意)、靴下100円
 

 

Q.身体に故障を抱えていますが、ピラティスはできますか?

ピラティスはもともとリハビリテーションのために開発されたエクササイズです。しかしながら、現在怪我や故障で通院中の場合は、事前に主治医にピラティスを行うことをご相談されてからのご予約をおすすめします。

 

Q.ピラティスとヨガは何が違うのですか?

【発祥の違い】

  • ヨガはインド発祥の人生哲学を深めるための運動です。
  • ピラティスはドイツ人のジョセフ・H・ピラティス氏によって考案された負傷兵のリハビリテーションエクササイズに由来します。
  • ピラティス氏はヨガの動きや呼吸法も参考にしながらピラティスを考案したと言われ、動きや考え方に似た部分もありますが、ヨガは動きを通して、自身の心を見つめなおすことにあるのに対し、ピラティスは動きを通してバランスのとれたしなやかな身体をつくることが目的です。
  • ヨガにはポーズがありますが、ピラティスでは動きを止めることない連続として捉えます。

【動きと可動域の違い】

  • ピラティスでは身体の柔らかい人であっても本来の可動域を超えて動かすことはせず、関節を守りながらあるべき動きの範囲で、身体を安全かつ正しく使えることを重視します。したがって、身体の硬い人でも取り組みやすいエクササイズといえます。
  • ピラティスでは、普段意識しづらいがゆえに衰えやすく鍛えにくい部分に注意を向けることで、ケガや腰痛から守り、背骨を健康な状態に保ちます。

【使用するイクイップメントと呼吸の違い】

  • ピラティスとヨガは共にマットを使用しますが、厚さも役割も異なります。
  • ヨガはマットだけで行うことができますが、ピラティスは各種イクイップメントを使用することが推奨されます。イクイップメントを用いることにより、運動初心者や高齢者や筋力の弱い方には、無理のないペースでエクササイズに取り組むことができます。
  • ピラティスでは呼吸において息を止めることはありません。ヨガでは止息が重要視されています。