ロレッタブログ

余談ですが - 2011.01.12

かんばらさんは今回「レチノール」という非常に刺激の強いビタミンAを高濃度でイオン&超音波導入を同時に行うという、とことん肌の深部まで送り込む方法で皮膚を改善していっているのですが、巷に「原液コスメ」ってありますよね?
先日、プラザみたいなセルフコスメのお店の原液コスメ(←そもそも原液だから効くってもんじゃないでしょ)に「レチノール」と記しているボトルが並んでいて、「ええ?ありえない!!」とびっくりしました。
だって温度が高くて爛々と光が当たる場所=劣化が早い場所で、一般人向けに「原液」をうたえるほどの濃度のレチノールが小瓶といえども販売されているわけがないのです。
案の定、ボトルの成分表示を見ると「パルミチン酸レチノール」とありました。
・・・・・なんだよー「パルミチン酸レチノール」の「パルミチン酸」をとって「レチノール」って書いただけじゃないか。
嘘とはいわないけど・・・でもこれはほとんど嘘ですよね。
「アンチエイジングにはレチノールが効く」と小耳にはさんだことがあって、「しかも原液って普通の化粧品よりもっと効きそう!」とボトルを手に取る、という女性心理をうまーく騙していると思うのです。
既にロレッタにお通いの皆様で「ビタミンC」を使用されている方には「ビタミンCにも種類がいろいろあるので、肌質と悩みに応じて適切なものを選ぶことが大切です」とお伝えしていますよね?
「ビタミンA」も同様に、種類がいろいろあるので、どのビタミンAを用いるかがとても重要です。
今回のケースの「パルミチン酸レチノール」と、「レチノール」は、両方ともたしかに「ビタミンA」ではありますが、この2つの成分は刺激度もレチノイド反応のリスクもまったく異なるもので、それぞれに良さがあるのです。
こうした安易な表示に惑わされないでくださいね!
こういう紛らわしい表示に惑わされて、皆様が大切なお金と時間を無駄に費やしてしまうのは本当にもったないないです。
ちょっと気になったので、記してみました。