ロレッタブログ

ヘルタースケルター - 2012.08.04

Y子先生が貸してくださった、岡崎京子の「ヘルタースケルター」。面白かったので購入してロレッタにも置いていますので、ご興味のある方はぜひどうぞ。

今年何回かお伺いした(毒母ミーティングでも司会を務めた)伏見さんのお店では、中村うさぎさんが部長を勤める「読書部」という活動で、先日の課題図書がこれでした。
「行きたい!!!!!!!!!!」と思ったけれど、その日は仕事・・・。すると、昨日会った友人が「参加してきた!」と言うじゃありませんか!!!!!美醜と自意識をめぐる葛藤や狡猾さを議論するには、これ以上ない素晴らしい場だったのではないかと思うのですが、ぜひ詳しく聞きたいと思います。

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しかしそれよりも前に、タカナシクリニックのブログでは、めちゃくちゃ面白い議論が交わされていたので、すでにかんばらさんの関心はそれにくぎづけだったのでした。

タカナシクリニック 中村うさぎ VS マッド高梨 ガチブログ!
‘ヘルタースケルターについて‘ ⇒② ⇒③ ⇒④ ⇒⑤ ⇒⑥ ⇒⑦

フリークス化しつつある女性、増えましたね~。とはいっても、これまでそうした願望が無かったのではなく、潜在していた願望が手段を得て可視化されたために顕著に増えたような気がするだけ、とかんばらさんは考えています。ちょうどプラセンタに関する本も読んでいたのですが、たしかに体内に埋める手術はあったらしいですね。リスクが高いのであまり一般化しなかったみたいですが。スイスのレマン湖畔にある有名なクリニックというのは、ラ・プレリーのことでは?いまはクリニックと、デパートに置いているコスメブランドのラ・プレリーはたしか関係ないはずですが、早々たるハリウッドスターや世界中の富豪が滞在していたはず。

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しかし、これを読んだ別の友人からは「フリークスってなんですか?」と質問がありました。この場合のフリークスとは、小人だったり巨人だったり、あるいはシャム双生児だったりと、いわゆる奇形と呼ばれる人々を指すのですが、そういえば過去には1930年代に「Freaks」という映画もつくられました。今じゃ絶対に作れない映画だと思いますが・・・。

「Freaks」で検索すると、You Tubeで見られるのでDVD(DVD化されてないかもしれないけど)がみつからなかったら試してみてください。奇形の人ばかりあつめた見世物小屋の話なんて!!!と思われそうですが、実際にはあっけらかんとした喜劇タッチです。
デイジー&ヴァイオレット・ヒルトン姉妹も、もともと職業が女優というのもありますが、この映画に出演しています。

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それから、今はもう絶版だと思いますが、こんな本もあります。かんばらさんは10代の頃に読んだ憶えがあるのですが、たしか図書館で見つけましたね。古書店ならみつかると思いますよ。ご興味のあるかたはぜひ探してみてくださいね。

フリークス―秘められた自己の神話 / レスリー・フィードラー著

内容:おぞましいと排除され、珍奇として見せ物に供され、翻ってまた、聖なる存在と崇められたフリークス。文学・美術はもとより、心理学や人文諸科学のさまざまな領域に影の主役の如く君臨するフリークス。そして、己の内なる幻想と欲望の投影としてのフリークス。その顕現と隠蔽の構造を詳細に解きほぐし、20世紀文化の核心に肉薄する。