ロレッタブログ

祝!80代のお客様の入籍とエステとの関係 - 2017.10.26

80代のお客様が何人かいらっしゃるのですが、掲載の許可を頂いたので素敵なニュースをご紹介させていただきますね。

旦那様を看取ったあと、初恋の人と偶然再会。このたび再婚されました!!!本当におめでとうございます!今の旦那様も奥様に先立たれていたのだそう。籍を入れることについて周りの人の反応がどうだったか聞いてみました。

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「もう今更いいんじゃない?」という声もありました。
でも私たちの年は今日元気な人が翌朝亡くなっても珍しくない。今日が今生の別れになることもありますから籍を入れました。

エステもマッサージもこれまでたくさんのお店にいったけれどね、ようやくこの年でかんばらさんに会えて、生きているうちに間に合ってほんとうによかったわ。もっと早くかんばらさんに出会えていたら、今はもっときれいでいられただろうからそれは惜しいけど、それでも間に合って本当によかった。

瀬戸内寂聴さんの御本にね、ご自分は小説を書く人間だけれど沢山の映画や小説を読むよりも一つ恋をしたほうがずっと心が豊かになるって書いていらしてね、ほんとうにそうよ。いくつになっても男性に「きれいだね」っていわれるのは、本当に素敵なことよ。かんばらさん、いつもきれいにしていただいてほんとうにありがとう。」

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・・・素敵すぎる!!!!!私はサロンでは「20代で結婚して40代で離婚再婚もあれば、60代で初婚もあるし、70代80代でパートナーを看取ってから再婚する方だって珍しくないです。今はそういう時代なんです。」とお話しているのですが、それはこういうことです!!死ぬまで女性でいたければ、女性でいつづける努力とそれを支えるチームはほんとうに大事。

世の多くの女性の行動パターンは、目先の宣伝や美辞麗句に惑わされて「なんとなく」渡り歩くというもの。特に美容関連施設やショッピング、レストランは特に「なんとなく」「気分で」回遊しつづける傾向が強いです。それが広告宣伝というものの威力なので流されるのも無理はないのですが、世の中をまだあまりよく知らない10代20代ならまだしも、それ以上生きてきているのなら踊らされ続けている自分の思考回路と行動パターンに、いくらなんでももうそろそろ気づいてよいころ。

本当にずーーーっときれいに年を重ねたいなら、逆張りができる賢さ(思考回路)をできるだけ早い段階で備えたほうがいいです。気分(感情優位)でフラフラするんじゃなくて、トレーニングもヘアサロンもエステも医者も、数十年先のどんな時も頼りにできる『自分のサポートチーム』を編成する心づもりで、できれば30代40代のうちから嘘偽りなく頼りにできる人を探しあてておくとよいです。だって、80代でこれだけご実感いただけているということは、早く始めれば始めるほど良い!ということだから。

ただし、こういう話をしても20代~40代はまだそこまで実感が伴わないようです。使えるお金が増えてきてとりあえず色んなことを試してみたい頃ですものね。だからエンタメやレジャーなどの気晴らし消費と、ブランド品や高級品などの見栄消費の割合が圧倒的に高い。子供ができるとさらに出費も増えるので、自分のことをじっくり考える余裕もなくす。だから消費と日々の生活で精一杯になりやすい。そして40代半ば~後半は「まだあがけばどうにかなるかも」という焦燥でミッドライフクライシスに陥る人が急増する。(特に美容・恋愛・キャリアね)まだまだ「人生これから!」と思う年代でもあるので、自分がパートナーに先立たれたり、入院したり、体力が低下して転倒して外出も難しくなる可能性をリアルに想像するのはちょっと難しい。もしかすると保険加入時にチラッと考える程度かも。だからずっと先に新たなパートナーと出会えるチャンスがあるなんて想像がつかない。そういうときに、自分をずっと支えてくれる美のサポートチームがどれだけ力強いか、イメージどころか予想もできないのは無理もない。

しかしこれが50代、60代になり、更年期障害や大病を経験し、若々しいセルフイメージに対して、体力が落ちていよいよ老いを肉体で痛感するとかなり変わる。特にご両親や義親を看取り子供も巣立つと、これから先の人生を考えてもっと健康と美を保たないと!できれば恋もあきらめたくない!老醜をさらしたくない!介護施設で最期はカリアゲヘアとか絶対にイヤ!子供にも迷惑かけたくない!人生最期の日まで自立して生きたい!と気持ちがいっそう引き締まる。美容や運動、健康管理などのメンテナンスを怠ってきた同世代の老い具合を目の当たりにして感じ入る機会も増える。自分を律することを放棄した人と、自分を律して自己ベストに進化させた人との差は激しくなるいっぽう。

さらに70代80代になると寝たきり生活か自立した生活か、その生きざまにはもう唖然とするほど差がつきます。

だからやっぱり「いつ気づくか」が大事。それは早ければ早いほどほどよい。