スキャパレリの12の掟 - 2015.07.08
シャネルの最大のライバルと呼ばれたエルザ・スキャパレリの本でみつけた、とっても彼女らしい掟。
1.たいていの女性は自分自身をわかっていない。わかろうとすべきである。
2.高価な服を買っては取り替え、よくさんざんな結果に終わる女性は、浪費家であり愚かである。
3.ほとんどの女性(そして男性)には色が見えていない。人にアドバイスを求めるべきである。
4.覚えておくこと:世の女性の20%は劣等感を憶え、70%は幻想を抱いている。
5.90%は人より目立つことを恐れ、人の言う事を気にする。それでグレーのスーツを買う。思い切って人とは違ったことをすべきである。
6.女性はしかるべき人の批評やアドバイスを聞いたり、求めたりすべきである。
7.服を選ぶときはひとりか、もしくは男性と一緒に選ぶこと。
8.女性とふたりで買い物に行くのはご法度だ。女性はときにはわざと、たいては無意識に、嫉妬心を抱きがちである。
9.買い物は少なく、そしていちばんいいもの、あるいはいちばん安いものを買うこと。
10.服を体に合わせるのではなく、服に合うよう身体を鍛えること。
11.女性は、おもに一軒の店、それも自分のことを知っていて尊重してくれる店で買い物をすべきである。新しい流行には急いで飛びつかないように。
12.そして、支払いは自分ですること。
ショッキング・ピンクを生んだ女の解説も見つけたので、熟読。マレーネ・ディートリヒも顧客だったそうで。ディートリヒだとシャネルよりたしかにスキャパレリのほうが映えそうですよね。
スキャパレリの当時のジュエリーはアンティークモール銀座や、麻布十番のギャラリーAura(ヴィンテージ・ハスケルも多い)で見かけたことがあります。虹色のラインは特に印象的なので一目で気づきます。
写真よりもファッションイラストレーションが全盛だった雑誌の様子が垣間見える香水「Shocking」の広告。
ボトルははメイ・ウエストのボディからインスパイアされたデザインらしいのですが、
私にはその遥か後に発売されたゴルチエの香水を思い出してしまいます。(笑)
ゴルチエもマドンナのビスチェのドレスが有名なので、インスピレーション源はグラマラスな女性美ボディで似たようなものかもしれません?
そういえば、ちょっと前にプラダとスキャパレリの展覧会もありましたよね。
たしか2年くらい前にラクロワをデザイナーに迎えてスキャパレリがコレクションに復活したはずだったけど、そういえばその後はどうなったの?と調べてみたら、ちゃんと2015AWも継続していました!日本で手に取られるところはなさそうですが、なんだかほっとしました。
ヴァンドーム広場にあるそうですよ。Maison Schiaparelli