一流品よりも一級品 - 2018.07.04
一流品と一級品の違いについて、K様からから教えていただきました。
一流品と一級品は、はっきりと区別できるものなのだそう。
いわゆる「ブランドもの」「一流品」といわれるものは、その中身そのものよりも「高価なもの」という認識が社会的に浸透しているがゆえに、それを所有していることで見栄と威張りのきくものになるのだそう。ある程度の品質レベルはあるが「本質的に優れた品」というよりも、「有名で効果な品」といった意味合いがより強くなるのだそうです。したがって、このカテゴリには流行している人気のブランドなどが含まれるのだとか。
一方、一級品は「知る人ぞ知る」的なマニアックでニッチなブランドが多くなるのだとか。マスマーケットに対する印象操作としての宣伝広告や華美なイメージに頼らず、いわば「わかる人はわかる」というマイナーな職人芸のような良質のものを地道に伝承しながら作るのが一級品ブランド。
K様曰く「ロレッタさんは一級品だよね」とのこと。たしかに、一流どころと言われるホテルやエステ、化粧品メーカーで働いてはきたけれど、そのサービスの内情や裏事情を知っている身としては、一流品ではなく一級品を目指して仕事をしています。(笑)
最終的には、安い、高いのレベルではなく、一定のニーズ内で変えが利かないものが生き残ると思うから。
それでも目先の華やかさ(立地、イメージ、豪奢さ、見栄)に踊らされ続ける女性もある一定数はいて、そしてその数はかなり多くて、そういうフラフラ惑わされる人のために宣伝広告やマスメディアがあります。
うちのお客様は、自分で失敗や痛い思いをして、ふと立ち止まって「これでいいのかな?」「これって意味があるのかな?」って気づいた方々が多いです。はっきり言って、そこに至ることのできる女性数って、決してそんなに多くはないです。そういう目の肥えたお客様、ご自身の軸を確立している、もしくは軸を確立しつつあるお客様が、ロレッタというサロンを見つけてくださるのだと思います。
自分自身の取捨選択基準をもたなければ、情報に踊らされて、見栄と威張りに時間とお金を費やして一生が終わります。
だからまず、安易に踊らされる前に、ぜひご自身に問いかけてみてください。「私はどうしたいの?どんな風に生きていきたいの?どういう人と関わり、どんな人との出会いを活かすべき?」と。
神経質すぎても良いことはないけれど、ちゃらんぽらんに踊らされて右往左往するのはもったいないです。女性は本来とても賢い生き物だと思うから。
組織の時代じゃなくて強い個が求められる時代になってきたからこそ、まず「自分がどうしたいか」の軸を確立していったほうが良いと思うんですよね。逆を言えばこの軸が確立できない人は、仕事でもプライベートでも、誰からも求めて貰えなくなる時代が来ているのだと思います。