ロレッタブログ

「写真の女性をあなたの国の人にとってより魅力的にしてください」 - 2018.11.29

自分の体型や体質を度外視し、体重やBMIやcm単位のマイナスに一喜一憂し、画一的な体型を追い求めることがいかに徒労かがよくわかるデータ。
現代でも国が違えば美の基準もこんなに違う!

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→●世界の美意識はこんなに違った。女性の”完璧なプロポーション”は?(比較画像)

完璧なプロポーションとは、どんなものだろうか。

それは、その人の暮らす場所によって大きく異なる。

イギリスのオンライン薬局「スーパードラッグ・オンライン・ドクターズ」は、「完璧さの認識」というプロジェクトを立ち上げ、同じ女性を加工した18種類の画像を載せている。今回のプロジェクトで、同薬局は世界中からデザイナーを雇って、それぞれの国の美意識を画像に反映させている。

同薬局は「一般に考えられている“美しさ”と“完璧さ”の認識は、文化に深く根付き、そう変わるものではありません」として、このプロジェクトの目的を「それぞれの国が、潜在的に感じている美の基準を理解することと、そのプレッシャーが国よってどう違ってくるかを知ることです」と紹介している。

5大陸18カ国から18人のデザイナーに、それぞれの国の文化における美しさの認識に沿うように画像を加工させた。下の画像は、デザイナーが加工する前のオリジナルのものだ。

それぞれのデザイナーは、女性のウエスト・サイズや靴、髪の色にいたるまで、それぞれの国の文化で理想とされる身体に加工した。18人のデザイナーのうち、14人は女性で4人は男性だという。それぞれの文化に基づいた“女性の美しさ”を可視化するため、男性デザイナーには「その国で理想とされている理想の身体」という基準で画像を加工してもらった。

画像のいくつかは、元画像と若干違っている程度だが、中にはほとんど原型をとどめていないものもある。中国とイタリアのデザイナーは、足と腕が劇的に細くなっていた。コロンビア、メキシコ、ペルーのデザイナーは、南米らしい美の基準を反映して、ウエストはくびれ、胸は大きくなり、ヒップのラインが強調されていた。

さあ、18カ国の「完璧なプロポーション」はどのようなものか見てみよう。

各写真の拡大版と解説はこちらに→●「写真の女性をPhotoshopで美しくしてください」と世界18か国のデザイナーに言うとこうなる

元記事はこちら→●How do perceptions of beauty vary across the globe?