【トレーニング＆コンサルテーション】人気セラピストS様のボディ講習 - 2024.09.20

先日は、人気セラピストのS様のボディ施術のトレーニングを開催しました。ボディ役は、同じサロンで働く同僚セラピスト様。

S様が今一番困っている技術面の課題は以下の通り。

• 会社が提案する施術ではお客様のお疲れに対応しきれない（特に腰、お尻、背中）
• 肘や前腕を使った施術は、会社の方針で禁止されている。しかし、大きめの男性、強め圧をご希望の方には対応しきれていない。
• 施術がやりづらい（立ち位置や、手の向きなど）

↓↓　下の画像が、S様ご自身の普段の手技。基本的なボディメカニクスが習得できていなかったため、体幹のねじれ、骨盤前傾により腰椎過伸展（反り腰）、肩甲帯の安定筋群の前鋸筋が使えていないために起こる肩の挙上と上腕の内旋、手関節の過度の屈曲により、効果的な手技に最低限必要な垂直圧が逃げてしまっている状態でした。

↓↓ボディメカニクスの習得、体重移動による手技圧、S様とお客様の体の厚みや体位に応じたベッド高の調整方法などを学んだあとの画像がこちら。全身から無駄な力みが抜けて、素直に手の平から圧が生まれているのがよくわかりますね。体幹の捻じり癖がまだ少し見られますが、これは長く仕事を続ける上で致命的な怪我を引き起こしかねない悪癖なので、ピラティスで体幹の力をより強化する必要がありますね。

仰臥位で乱入してくるフィーちゃん（笑）。同僚さんは猫好きなので「全身何時間もマッサージしてもらえて、猫とまで遊べるなんて最高です～！」と大変ご満足いただけました（笑）。

強めの圧を希望するお客様が本当に求めているのは、深い圧です。

S様は勤務店舗内のセラピストの中でも最も長い勤務歴で、会社側もこまめに講習会を開催しており、Ｓ様ご自身も先に独立開業された先輩セラピストさん達と豆に勉強会を開催していらっしゃいました。しかしそれでも、これほど基礎の理解が抜け落ちてしまっている・・・というのがセラピスト界の現状です。

厳しい表現になってしまいますが、非常に離職率が高い業界ゆえに、セラピストを指導する学校や会社側の講師でさえも基礎理解が不十分なのになんとなく「自分はちゃんとできているつもり」になり、指導している業界、とも言えます。

今後のS様の展望は、

• 現在施術している手技にとらわれず、お客様のお疲れに対応できる施術ができるようになること
• 勤務の店舗だけでなく、自分自身ののお店で施術を提供していくために、メニューを作っていきたい！
• フェイシャルは甲原さんのリラクゼーションフェイシャルを受けて、その後レッスンをお願いしたい！
• 今回第一回だけで終わらなく、続けてブラッシュアップをお願いしたい！
• 手技や施術関連の専門書も活用しながら、習得したいややり方が分からない手技の理解を深めたい
  講習をお願い致します✨
  

当サロンのセラピスト向けトレーニング＆コンサルテーションは、トップページの一番下の目立たないところに配置しているので、ご興味のある方は下記のリンクをご参照ください。

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