ロレッタブログ

人は見た目じゃない? - 2018.10.11

人間は外見ではない、
内面こそが大切なんだ、
と多くの大人は
言うでしょう。
もちろん、
そうです。
しかし「外見」とは、
あなたの生き方と精神が
100パーセント現れる
場所でもあるのです。

by叶恭子「叶恭子の知のジュエリー12か月」

たしかに心も中身も大事です。
しかし外見にはその人がどういう風に自分を扱ってきたかが全部現れます。

10~20代のうちは親から授かった恵まれた顔立ちや肌質だったり、若さというエネルギーもふんだんにあります。だから、多少の無茶をしたとしても、ダメージから短時間で修復できるんですよね。
しかしそのエネルギーや新陳代謝が次第に低下してくる30代以降は、見た目からその人の中身がある程度は推し量れるようになります。

顔だち以外に、顔つきという要素の美醜への影響力が強まってくるんですよね。
1日24時間のうち、その人がどんな感情を最も多く感じているかを表すのが表情。特に本人が気を抜いているときの表情にこそ、顕著に現れます。その人の常日頃の物事を受けとめかた、思考回路、それに対してどういう感情や行動をとってきたがが如実にでます。
つまり顔つきや刻まれたシワの箇所を見れば、その人が1日のうちで最も多く感じている感情、ひいては思考まで推し量れるというわけ。

心理学では「人間の基本の表情は7つある」といわれるのだそうです。

1.怒り
2.悲しみ
3.軽蔑
4.恐怖
5.嫌悪
6.驚き
7.幸せ

7つのうち、マイナス感情のものが6つ!
唯一のプラス感情のものは「幸せ」!!
幸せの表情は、目尻の笑いジワと上がった口角です。
シワひとつない顔が綺麗で美しい、というわけでもないということがよくわかります。

ボトックスの打ちすぎで能面みたいな無表情になった人に我々が違和感を感じるのは、無表情=何の感情も無い人ということになるために、幸せで活き活きした表情すら消失してしまうからなのかもしれません。

無表情も一概に悪いわけではなく、たとえばトラブルが勃発した時の無表情は心の平静を保てている証になるので、使いようはあるんですよ。
けれど、いつなんどきも無表情なのは心が無反応なのとイコールだから、生命の躍動感まで失われてしまいます。

生きていれば理不尽なことや失礼な人にも遭遇するけれど、物事の受け止め方や感情はその人の思考の癖が出るところ。そして、癖は習性できるもの。
せっかく顔にしわを刻むなら、1日の大半を笑顔のしわで過ごせるような思考回路でいたいですね。
顔立ちも大事だけれど、顔つきはもっと大事ですから。