ロレッタブログ

Daniel et Lili - 2010.05.16

クリニャンクール蚤の市で、一番気に入ったお店!!
Daniel et Lili

お店の前にも店内にも、ビーズの入った木箱が山のように積み上げられていて、日本では「ビーズの専門店」として有名らしいです。
ダニエルさんとリリさんという2人が始めたお店で、1860年から三代続くコレクターの家系なのだそう。
①1940~60年代のテイストが大好き
②仕事柄、指輪が苦手でブレスレットが多い
③首だけ金属アレルギー
というかんばらさんにとってはど真ん中!!
気に入って手にとるもののほとんどが1940年代に作られたものらしく、自分の好みがこの時代ということを知りました。

ルスレーという会社で作られた吹きガラスビーズのアクセサリーは、吹いたガラスの内側から色をつけることで、こうした色と形が出来あがるのだそうです。

バラ模様は、裏側から液体を注ぎ込んで作りだしたのだとか。

この時代のアクセサリーの特徴は、

色石で表現される豊かな色彩と、

ボリュームと、

実用性なのだそう。

ヘアアクセサリーの形や色合いもすばらしく、

もはや現代では不可能という「古き良きもの」の細工のこまやかさに目を奪われるのでした。
しかも、ネックレスやブレスレットは、私が購入した中で一番高いのが100ユーロ・・・ありえん・・・ナニソレ・・・安すぎ・・・。
でも、日本に輸出すると4倍くらいの値になるそうです。
たしかにフランス展の広告では、すごい値段のものがありました。

なんでも知りたがりのかんばらさん。
ルスレー社とその時代がとても気になったので、帰国後に調べてみました。
ジョセフィン・ベイカーやミスタンゲットといった当時のスターがルスレーのファンだったことは有名な話だそうです。
そして、その全盛期には年4回展示会があり、シャネル・スキャパレリ・ファットなどのメゾンから発注が相次いだのだそう。
ほかには、ミリアム・ハスケルもありましたよ。
もっと詳しく知りたいかたは、装飾文化史(4) ビジュ ド クチュール:プティコリエの原点をどうぞ。
日本人のバイヤーの方も訪れることが多いそうで、スタッフには日本人の女性が2人いらっしゃいます。
猫カフェのLe Selectも教えていただいて、本当に親切にしていただけてとてもうれしかったです。
どうもありがとうございました!!
またぜひ伺います!!
備考:現金のみ取り扱いです。ヴェルネゾン地区(お店がある蚤の市のエリア)を出てすぐのところ両替所はありますが、ATMは壊れていることもあるそうなので、あらかじめ現金を持っていくほうがスムーズだと思います。が、スリが多いのでバッグはファスナー付でしっかり防備したほうがよいです。くれぐれもお気をつけください。