第160回FJセミナー「プロビタミンCの未来」 - 2014.08.29
スーパービタミン、プロビタミンC研究の最先端がここに! / フレグランスジャーナル社刊
■内容ビタミンCは、還元剤でありながら酸化促進剤にもなるという二面性を持つ物質である。このビタミンCを扱いやすいものにするため、反応を起こす部分に化学 修飾を行って分子を理論的にデザインし、より便利なビタミンCに変化させた物質がプロビタミンCである。三十年以上プロビタミンCの開発に携わる著者らに より、様々な種類のプロビタミンCの合成研究の過程で、予期しないいくつもの発見がなされた。本書では、プロビタミンCの知られざる新しい効能・効果について実験結果を基に詳しく解説する。
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この新刊発売を記念して著者の方々をスピーカーにお招きした第160回FJセミナー「プロビタミンCの未来」に出席してきました。ロレッタでも使用している各種VC誘導体のお話だったので既知の内容も多かったのですが、それでも最先端VC研究の専門家や原料メーカーからの各種VC誘導体の化学式と特徴の説明は興味深いものでした。原料メーカーの推奨濃度と製品化するメーカーが配合している濃度との差が笑えましたね。日本人って「濃度が高ければ高いほど効く」と勘違いする人が多いのです。実際には誘導体であれピュアアスコルビン酸であれ、適正な濃度があるのですが。そもそも種類によってはある一定の濃度を超えたら溶解しないですし。
■セミナー内容
『化粧品におけるプロビタミンCの可能性』