【エクスビアンス】エアレスチューブ使用法のコツ - 2020.11.23
エクスビアンスのエアレスチューブ入り製品について、お客様からご質問をいただきました。『中身が減ってくるとプッシュしても中身が出てこなくなる』という内容です。
化粧品の容器は、成分と効果を両立させるために必要な容器が選択されています。
たとえば、アクティブプラス・デイタイムケア、アクティブプラス・フェイスコントアーナイトクリーム、レチノ・コンプレックス、レチノアイケア等に配合されているアンチエイジングのための主要成分には、酸素と熱に非常に弱い(レチノールやビタミンCなど)という特徴があります。
そのため、開封後も成分の有効性を最大限に発揮し続けられるように、光と酸素を遮断するエアレスポンプが採用されています。
市場の多くのクリームは、ジャータイプ(ボトルタイプ)が多いのですが、そうした容器にレチノール配合のクリームを入れた場合、フタを開閉するたびにに成分が空気に触れて酸化します。つまり処方の目的に対して容器が合致しなければ、美肌効果どころか、お肌にダメージを与えてしまうスキンケアになりかねない・・ということになります。
これはエクスビアンスに限らず、エンビロンはエアレスボトルやエアレスチューブを採用していますが、これもやはりある程度の残量は残ってしまいます。こうしたタイプの容器は、ジャータイプのように中身がゼロになるまで使い切れるということはありません。
また、クリームの容器に直接指を入れて取ればクリームは汚染されてしまいます。容器からクリームを取るために、スパチュラを用いて、そのスパチュラも使う都度ごとにエタノール消毒を徹底しているユーザーが、世の中にどのぐらいるのでしょうか。
エクスビアンスに関しては、容器の性質上必ず少し残ってしまうことを予め想定して、その分多い内容量が入っています。たとえば50gと表示されているクリームには実際には50g以上が入っており、多少中に残ったとしても通常は規定の50gは使い切れています。
ちなみに、このように内容量を多めに入れる配慮は当サロンで取り扱っているディアファーヌのメイクアップベースやUVプロテクトクリームも同様です。(フェイスパウダーはご愛用者が多いですが、この下地も超しっとりしていて秋冬にとてもお勧めです)
いずれのメーカーも、消費者の効果に対する高い要求に応えるのために成分を処方しており、その成分と有効性の特性上、そのようになっていることをご了承ください。
使用に際して品質管理からのアドバイスも記しますね。
- 横に寝かせたり、逆さにして保管しているとチューブ上部に溜まってしまい多く残ってしまうケースがあります。チューブを立てた状態で、保管することをお勧めいたします。
- 私見ですが、上から絞り出すように使用していくと残りが少ないように感じます。