ロレッタブログ

ジャンクな人間のつくりかた - 2021.07.01

お客様を観察していると、「エクササイズ遍歴」というか、目先の変わったものや流行ものにその都度飛びついて、40歳50歳を過ぎても何一つ継続しておらず、身体はちっとも変っていない・・・という女性が圧倒的に多いです。たとえばこんな感じ。

大手ジムに入会し、たまにスタジオエクササイズに参加することから始まり、遍歴はヨガ、加圧トレーニング、ラジオ体操、骨盤なんちゃら、なんちゃらストレッチ、ランニング、筋トレ(といえるほどの強度まで到達してないけど・・・)、ピラティス、整体、太極拳、筋膜リリース等々やってみたけど、「友だちと一緒にやっていました」的な感じで、運動よりおしゃべりがメインイベントになっている。毎日が運動不足がすぎるのに、たった週1~2回の運動で「やった気分」。お酒、甘いもの、炭水化物や脂質過剰の食事、不規則な生活習慣は改善しない・・・これでは身体は変わりません。

当人は、吞み会に行き、旅行をし、会食に行き、お金のかかる趣味や娯楽は熱心に継続しているという(笑)。結局何が問題なのかというと「忙しい」「時間がない」「お金がない」の言い訳トップ3が本当の問題なのではなく、怠惰な自分に負け、目先の楽に流され、中長期的に本当に必要なことに情熱を注いでこず、本人が「この程度の自分でいいや」とOKを出しつづけた結果が今の身体なんです。

体脂肪率が30%前後の体は、脂肪というダンベルを全身にぶら下げていますから、動きが鈍くて当然です。生活習慣病からメタボリックドミノまっしぐらです!
そして、運動不足と栄養失調で20%前後の体脂肪率では、近い将来は寝たきり確定です。引き締まっているのとフレイルやロコモで虚弱かつ衰弱した細さは全く別物です。いずれのケースも長く生きられる体じゃないんですよね。だからますます動きたくなくなる・・・という悪循環の現状維持。これは確実に衰退を意味します。

結果を出す人は、将来の自分も現在の自分の延長線上と捉えて、若いころから貯筋に徹し、あれこれ目先の変わったエクササイズに手を出しては続かないというムダな動きをしていません。それができる人が、結局は加齢してからも動ける身体を獲得します。

ジャンクな情報を入れて、ジャンクな人と関わって、ジャンクなものを食べると、ジャンクな人間ができあがります。