ロレッタブログ

知人のクラファンのご紹介「児童虐待をなくす」ための提言を出版したい - 2021.08.17

知人がクラファンを始めました。超党派の若手議員による #児童虐待 防止プロジェクトチームの仲間と、クラファンを活用し出版をするそうです。

私の友人には幼少期から親からずっと虐待を受けていた子や、児童養護施設で育った人もいますし、五体満足で健康な子どもが生まれることをあまりにも前提としすぎている風潮にもいつも疑問を感じるんですよね・・・。教育は本当に大事です。支援募集は8月17日(火)午後11:00までなので、もうすぐ締め切りです。

→〇児童虐待ゼロへ!「児童虐待をなくす」ための提言を出版したい

虐待を取り締まるという発想で私たちができることはそう多くありません。

しかし、虐待を生まない社会、子育て環境を作っていくことに関しては、私たちにも出来ることはたくさんあります。

直接的には関係なさそうな「性教育」も、間接的には未来の虐待防止に繋がります。孤立化させない子育て環境の整備は、虐待防止だけでなく全ての子育て世帯、子ども達に恩恵をもたらします。また、子どもの障害、親のメンタルヘルスの問題、双子や三つ子などの多胎育児等をあらかじめリスク要因として行政や周りが理解し、必要な支援をすることで、虐待のリスクや育児負担を下げることが出来ます。

議員というのは、様々な職種の皆さんを総合的、横断的に見ることが出来ます。児童虐待防止の最前線で奮闘されている民間の方々、東京都や児童相談所等の行政の方々、児童養護施設や自立援助ホーム、里親等の児童養護に関わる方々、大学の方々、虐待サバイバーの方々など、多くの皆さんからお話を伺い、議論し、まとめた内容で本を出版し、子どもに関係する皆さんの元へ届けることで、虐待を生まない、豊かな子育て環境を作ること、また本書がきっかけとなり、新たな児童虐待防止に向けた議論が活発化することが今回の出版プロジェクトの目的です。

これ本当に大事です!!子育てが孤育てになると虐待に発展しやすくなるといわれますが、性教育の欠如も望まぬ妊娠につながり、虐待に結びつきやすいと思います。私みたいな仕事だと、職場の同僚や同業者も取引先も圧倒的に女性が多いです。そしてお客様も女性が大半。そういう環境で何十年も過ごしていると、ご自身の月経や妊娠の管理に無頓着な人がびっくりするほど多いことがよくわかります。

このブログでも、どう考えても経血量過多なのに放置、毎年健診で指摘されても貧血を放置、明らかに顔色が悪くても、朝からいつも疲れていて具合が悪くても、その具合の悪さも職場でぶっ倒れたりするレベルでもまだ放置。しかも40代後半や下手すると閉経まで放置、なんて人がゴロゴロいることは書きました。私が「その顔色っ貧血じゃないですか?経血量多くないですか?」と根掘り葉掘り聞いて「それは明らかに多すぎます」と指摘して、はっぱかけてようやく受診してもらったとか、この時点でご本人にかかりつけの婦人科が無いというのも、あるあるです。ここまで私がはっきりと指摘しても、婦人科の受診予約を入れることすら面倒がって、ここからさらに半年どころか年単位で放置する人もいます。10代20代じゃなくて、30代40代50代のいわゆる世の中では「いい年した大人」とされる年代になっていて、どうしてこうなるのか、毎度不思議でなりません。

ちなみに「自分の経血量が多いのかどうか、どのくらいが普通なのか分からなかった」という人の割合が、私の経験では今のところ100%ですが、そもそも「何かがおかしい」と思わなかったのが不思議なんです。これは別にご本人を責めてるわけじゃないんですが、なぜ私がそう思うかというと、どなたも話を聞けば皆さん一様に会社の健診で「貧血」と指摘されているんですよ。では、毎年「足りない」と指摘されるほどの血は、いったい身体のどこから出ているのでしょうか?吐血はない?下血もない?(←そもそも吐血や下血を貧血レベルで起こしていたら、とっくに会社の健診で何らかの疾患の可能性を指摘されてそうですよね。)では、その大量の血はどこから体外に漏れ出ているのでしょうか?女性ならまず思い当たるのは月経でしょう?

貧血は血液の赤血球に含まれる赤い色素であるヘモグロビンの量が減っているということなのだから、体中が酸欠状態ってこと。全身が酸欠では、脳も身体も心も臓器もすべてが良いパフォーマンスを発揮できるわけもないのですが、まさか健診で指摘された「貧血」の症状はおろか、そこから推測される原因やその意味すらもご自身で調べていなかったとか?この一連の、ごくシンプルな疑問や推測が頭に浮かんでこないということが、私には不思議でならないんです。「しっかり自己管理しましょうね」とか言う以前の段階で、知的なレベルで決定的に何かが完全にズレていると考えざるを得ない。

貧血だと老化の進行も非常に早いです。肌の老化はもちろん、薄毛、体形の崩れ、要介護リスクが高いなど、貧血を放置していて良いことは1つもありません。エステやファッションなど外見を飾ることに熱心で、最大の老化要因は放置したまま旅行や遊びにいそいそと出かけるなんて、アンバランスの極みでしょう。己を良くしたいのか台無しにしたいのか、健康でいたいのか病人になりたいのか、もっといえば生きたいのか死にたいのか、こちらは首をかしげるばかりです。これら一連の行動が何を意味しているかというと、自分の頭で考えていないということ。本当に唖然とするほど何も考えていない。そして日々の行動の優先順位が、健康の自己管理よりも手近な娯楽や消費にあるということなんです。中長期的な視点がなく、目先のチヤホヤと享楽しか眼中にないんです。自分をそこまで雑に扱っていて平気ということは、よほど自尊心が低いのでしょうか?最悪の場合は、出血過多や不定期出血を放置してきてガンが判明、子宮も卵巣も全摘・・・というケースも・・・。自分をどう扱おうが本人の自由ですが、かといって当人に太く短く生きるほどの覚悟は無いのもまた事実。

また、避妊にも無頓着で、うっかり妊娠して慌てる人も少なくありません。別のあるあるは、本人が妊娠はおろか生理が止まっていることすら気づいておらず「化粧品が肌に合わなくなくなった」という言葉に対して、私が「もしかして妊娠してませんか?」と指摘して(←妊娠で免疫系が変わって長年快適に使用できた化粧品にかぶれはじめることがある)、そこでようやく初めて「そういえば生理来てないかも?あれ?最後の生理っていつだっけ?」となり、妊娠検査薬で妊娠判明して本人たまげる、しかも既に妊娠3~4か月目でした!とか、普通にあるあるです。女性が避妊を望んでいるのに男性がそれをしないのって、ただの虐待じゃないの?それを言えない関係性を繋いで双方ハッピーな結果を生むのか甚だ疑問です。結果、男性に相談できずひとりで黙って中絶することになるとかも珍しくないです。もちろん緊急避妊薬も知らない。ちなみに、日本人女性の中絶経験率は10・4%ですから、その割合は5人に1人にのぼります。さらにこのうち複数以上中絶を経験した「反復中絶率」は17・1%といわれています。

出産したとしても、人生計画に全く予定していなかった出産とその後の育児は、体力的にも経済的にも時間のやりくりも何もかもがほんとうに大変です。生まれた子どもの心身が健康ではないことがのちに判明するケースも、決して珍しくはありません。女性だけの問題ではなく、全ての人に性教育が大事なことを、いつも感じます。35歳を過ぎてから妊娠を希望して、不妊治療に長い期間と高額を費やすことになっている人も、ちっとも珍しくありません。

コロナで「濃厚接触」や「密」を過剰に恐れる人が多いですが、濃厚接触度ならセックスに勝るものはないでしょう。コロナは怖がるのに、濃厚接触しなければ成立しない妊娠と性感染症のリスク管理にはまったくもって無頓着なのがほんとうに不思議です。ちなみに日本人女性は5人に1人の割合でクラミジアに罹患しているそうです。詳しくは5人に1人、または20人に1人という説もあるそうですが、いずれにせよ日本人の国民病はクラミジアという事実。もちろん当人は気づいていないケースがほとんどだそうです。下腹部痛や排尿痛など、何か違和感が気になる方は一度調べてみてもよいと思いますよ。

https://www.urodoc.jp/cyclopedia/archives/31

こんなに無防備で無頓着な人がいるという事実を無視して、コロナで手洗いとか密を避けろだのに慌てている様子を見るにつけ、なんとも言いがたい違和感を感じたり、性教育の知識が無さすぎて人生がランドリーの中でかき回されるようにOut of Controlになっていく女性たちを星の数ほどたくさん見て、唖然としたり愕然としたり、もう少しこうなる手前にもっと打つ手はあったんじゃないかと深く考えこんでまうのは、この業界ではおそらく私だけではないと思います。