ロレッタブログ

都立家政前で実修 - 2021.09.24

今月は敬老の日に、介護美容研究所の生徒さんたちのベーシックコースの実習がありました。今回訪問させていただいたのは、都立家政前にあるベストリハ中野若宮さまです。

一生懸命でひたむきな生徒さんたちのケアを受けたご利用者の皆様からは、ハンドケアのみお受けになる予定だった方が「やっぱり足もしてほしい」、あるいは健側のみの予定のケアが「麻痺しているほうもやってほしい」と、受けているうちに当初のリクエストからトリートメント個所を増やしていただけて、無我夢中でやり終えた生徒さんたちは汗びっしょり!達成感に満ちていました!わずか10分程度のケアでも、麻痺のある手指の動きがとてもなめらかでスムースになったり、笑顔や会話が驚くほど増えたりと、目の前で次々起こるミラクルな変化に生徒さん一同も感激です。こうして麻痺の手指が動くようになると、お箸やスプーンが握りやすくなるので、QOLの向上にも役立つんですよ。

翌日からの授業に向けて、終了後は向かいのスイス・ドイツ菓子の名店「こしもと」でエネルギーを調達です(笑)。「こしもと」は、吉祥寺にあったドイツ人マイスター”ウォルフガング・ポール・ゴッツェ氏によるスイス・ドイツ菓子の「ゴッツェ」で長くお勤めされたかたが独立して開いたお店で、地元界隈では超有名店なのだそう。クリスマス時期はシュトレーンを続々と予約されていかれるのだとか。プロにもファンも多そうなお店ですよね。

せっかくなので、もも久しぶりに自分で購入してみました。今年自分でお菓子を購入するのは、3月の桜の時期以来です。

→〇正統スイス・ドイツ菓子の伝統を紡ぐ「こしもと」

 

左の2個入りは最後の1袋だった「シュピリンゲルレ」。店頭の注意書きに「大変硬いので歯の弱い方にはお勧めしません」みたいなことを書いていて、思わず買ってしまいました。食べたけど、そこまで硬くなかっったですよ?もしかすると歯の弱い人がクレームをつけたのかもしれません。フィナンシェとかマドレーヌとかのノリで食べると、たしかに全く違う食感ですが、日ごろから噛み応えのある食べ物を好んで食べるかたなら全然平気だと思います。

右側の丸っこいのは、「ムスカツィネン」という、スペルト小麦とスパイスの焼き菓子です。検索してもほとんどひっかかってこなかったので、日本でこれを作り販売していること自体がとても貴重で珍しいのでしょうね。

下のお菓子は、一見エンガディナーぽいのですが、サワーチェリーとヘーゼルナッツとアーモンドの「リンツァーシュニッテ」。もちろんお店にはエンガディナーもありましたよ。

お店のFBページには、それぞれのお菓子の由来やラインナップが記されていて、例えば今回購入した「ムスカツィネン」 はこんな風に紹介されていました。

ドイツ南部に歴史的に1691年以降に見られる焼菓子。名前はドイツ語のナツメグから 現在ドイツのデッテルバッハの2つのカフェではそれぞれの古い秘密のレシピで作られています。それらの押し型はホタテを開いた形で蝶ネクタイのような形です。レシピに統一性がなく龍涎香が入っているものからナツメグが入っていないものまで様々。
今回作った物は卵と砂糖を泡立て粉 味付けにナツメグ主体のスパイス、オレンジ、レモン、ヘーゼルナッツヘーゼルナッツ ベーレンタッツェンで型取り焼き上げました。写真の白っぽい方が焼成後になります。

https://www.facebook.com/Konditorei-Koshimoto-600867929971164/