ロレッタブログ

秋田県の文庫カフェ黒澤文庫 - 2021.12.17

日本橋高島屋新館のカフェに行ってきました。ランチを食べる時間がないまま上野の国立科学博物館で開催中のミイラ展を見終えて、すっかりお腹がすいてしまい、食事もちゃんとできそうで落ち着いた雰囲気っぽいカフェのように思えて初訪問です。

ちなみにミイラ展は、遺体をわざわざミイラにしてまで残される高い地位に就いていただけあり、その食生活が当時は庶民にはまだ貴重だったお酒と肉食で贅沢三昧だったようです。その体内をMRIで体内を撮影し導き出された死因が「アテローム性動脈硬化」「歯周病(歯槽膿漏)」と書いているものばかり。「現代人と同じじゃん」と失笑してしまいました。棺や壁画にやたらと猫か狐か犬かよくわからない生き物の絵があって「ナニコレ?」状態だったのですが、アヌビス神というエジプト神話の神様でした。ほんと宗教心が無くてすみません(笑)。

今時珍しい懐かしのサイフォンコーヒーをオーダーしました。母が若いころに喫茶店を経営していた時にサイフォンでコーヒーを淹れていたと聞いたことがあるのですが、ドリップよりも味がずっと柔らかくなるんですね。コーヒーの写真の右上のマスクケースは、お店のサービス品だそうです。

食事はそば粉のガレットのシシリエンヌをタンパク質たっぷり!いただいたのが午後4時頃だったのですが、とても腹持ちがよくてこの日は晩御飯が不要になりました。

そのあとのお代りにはハンドドリップの黒沢文庫ブレンドをいただいたのですが、おかわりは価格が少しお安くなるシステムでした。こういうのはうれしいですね。2種類のコーヒーのカップは両方ともウエッジウッドで個人的にはこれがまたうれしい。さらにお店で使用しているコーヒー豆は、あのミカフェートのものだそう!ご存じない方はぜひ検索なさってみてください。品質も価格も超ハイエンドなコーヒー店なのですが、プレミアグレードの豆は、目が飛び出るようなお値段です!確か直営店は銀座シックスにあったかな?

「本と珈琲とインクの匂い」をテーマにした店内には、古時計や地球儀などレトロなものがたくさん。照明が明るすぎないのも好みです。店内のいくつもの本棚にはびっしと本が並べられているのですが、その一部は貸本ぽいです。気に入ったのでリピート決定です。