ロレッタブログ

運動習慣化のコツ<つづき3> - 2021.12.24

若さのピークは10代~20代。

それ以降は死に向けてあらゆる機能が低下していくのが遺伝子レベルのプログラムです。長生きすればするほど誰もが等しく認知症になり、老眼にも白内障にもなり、生物は100%の確率で最後は死ぬので人生は有限です。

そして同時に、寿命カウントダウンにおいて今日が最も若い日です。

これらの全てが事実なのですが、なぜか事実に拒否感を示す方がある一定数いるのがとても不思議です。そういう人に遭遇するたびに私が思うのは、じゃあ「あなたに限って悪いことが起こるはずがないですよ。ずーっと何も変わらず若くてきれいなままですよ。絶対に大丈夫!」とか、その人にとって毒にしかならない気休めを言って欲しいのでしょうか?本当にそんなものにお金を払いたくて、せっせと毎日働いているんでしょうか?そもそも、自分の頭でよく考えて行動していますか外部刺激にただ反応することを、まるで試行していることだと勘違いしていませんか?

私は「これさえやればOK!」「あっという間に変わる○○!」みたいなのでお客さんを集めるのは、虚偽広告で詐欺行為と思っています。私の良心とモットーに反するので、「1日5分でみるみる身体が変わる」「○○さえやればOK」「60代でも30代の若さでいられる方法」なんて嘘は言いません。だって嘘だから(笑)。

私は、自分がわざわざ貴重な時間を割いて働いて稼いだお金を、何の役にも立たない気休めや嘘を聞くために払うのって、本っ当に時間とお金の無駄だと思います。学びや研鑽や至らぬ自分のことを思い嫌われる覚悟で厳しい指摘をしてくれる人に払う方が、よっぽど価値がある。

これもみなさん数十年生きていれば「薄々気づいてる」んじゃなくて「本当はもう分かってる」ですよね?わかっていることなのに何一つ実行できないし続かなかったし、でもそれを自分のせいだと認めたくない己の情けなさを認めるのはもっと嫌だから、うまい話に逃避したくなるのかもしれません。平凡恐怖症的に「だって私は他者よりもっと優れた人間のはずだから」って心の隅っこで思っていませんか?でもね、何もせずに現実逃避と自己弁護を続ける者は、年をとればとるほど生きるのがキツくなるという現実も、自分の頭で考えていればわかるはずなんです。

こんな風に、運動であれ自分の頭で考えることであれ、数十年間もさぼってきたことを自分だけで立て直すというのは、私としては「できない」という言葉は極力言いたくないので、そうではない言葉で表現するとしても、そういう人たちにとっては並大抵の努力ではなかなか難しいんじゃないでしょうか「どうしてもっと早く運動を始めなかったんだろうと後から気づいても遅いのです。失った時間は取りもどせません。私はそういう女性も沢山見てきました。


 

ですから、当サロンでピラティスやパワープレートに取り組んでいらっしゃる皆様も、モチベーションが停滞したり、なんか今日はやる気が出ないなという時も、新しい習慣を自分の生涯の当たり前にしたいなら、いちいち悩まず考えこまず、気休めに逃げず、自分で決めた短期・中期・長期の目標に向けてひたすら淡々と実行してください。

そして、忌憚ない意見を告げてくれる人との繋がりと時間を、自分の最大の味方に変えてください。幸い当サロンの今のお客様はこれを理解できる器のある方々が沢山いらっしゃいますし、各々の目標を達成するだけの価値のある方ばかりだと感じています。

必要なのは自己卑下でも熱い情熱でもやる気でもなく、お互いに刺激しあえる人との繋がりと、時間と頻度を味方につけることのできる冷静な頭と、毎日のアクティブな実践、練習です。