私が30歳から毎週ピラティスパーソナルセッションを始めた理由 その2 - 2023.05.16
前回の続き。
ただでさえエストロゲン分泌量低下の影響で、体内では必然的にテストステロン(攻撃性や戦闘性)の比率が高くなる更年期に、同時発生しがちな事態は以下の通り。
こんなのせめて体力ぐらい充実していないと到底乗り切れない、と思いませんか?
- 自分の闘病・・・ガンも最近は入院じゃなく通院で治すから通うのも大変。
- 身内の介護・・・実親、義理親。一人だけじゃなくて同時多発もよくある。
- 育児・・・高齢出産だと子どもはまだ小学生位?
- 思春期の子どもの登校拒否・・・30代半ばで出産すると、お子さんが中学生~高校生頃。いじめや登校拒否も起きやすいし、それがなくても反抗期真っ盛り。
- 成人を過ぎた子どもの養育・・・大学や大学院を出ても、ちゃんと働いて経済的自立する気が無い子供をずっと養う親。
- 40後半~50代のキャリアのピーク・・・激務で「ずっと人員不足なんです。土日も家で仕事してます」「何も考えずに働いてきただけなんで、勝手のわからない他の会社に転職するほうがもっと怖いです」「今の役職も給与も手放したくないです!」「フリーランスなんてもっと怖いです!!」で、職場から身動き取れず、過剰適応で心身病みやすく、鬱休職や離職が多発。
- 家庭内不和・・・生じやすい時期です!口では「夫は悪い人ではないんです」という人は、大抵は腹に据えかねている。生まれも育ちも違う他人が同じ屋根の下何十年もいて平穏無事にいられるほうが奇跡でしょう。
- 夫の介護・・・死にかけてもおかしくない脳心血管系疾患である日倒れ、通院や介護が始まる可能性も。ギリギリ救命できて、余生は半身麻痺&車椅子、という流れも。これが仮面夫婦的な不仲で、奥さんが単身自立するだけのキャリアや収入の確保はしてないまま時をやりすごしていて、更に30歳過ぎた子どもが実家にパラサイトだったりする中で起こると、もう後悔先に立たずの通りでね・・・。
- 親族の介護・・・自分の親や義理親の介護が終えたとしても、兄弟姉妹叔父叔母に子供がいなければ、いずれそこの介護も担うことになりがちです(←結構みなさんこの辺わかってない)。
女性は社会でケアの役割を担いがちですし、そこに安易に自己承認を求めやすい傾向があるのも確かです。が、生活習慣は、皆さんが思っている以上に非常に重要です。家なら基礎工事に相当します。
ただし、この条件下で多少のことでぶれない、タフで健康な心身と生活習慣を再構築する地道な運動・栄養・睡眠管理の躾なおしは本人にとって相当過酷な基礎工事のやり直しだということは、火を見るよりも明らかではないでしょうか。
見よう見まねの運動で染みついた数々の悪癖、生活面の悪循環がいくら洗っても落ちないシミのように染みつききった後に、ようやくパーソナルセッションを開始・・・となると、無数の癖を抜くことに無駄に時間も費用もかかり、大変非効率です。本人にとっても、上記の条件下にさらなる追い打ちをかけるストレスになる可能性大です(←正直これが一番心配)。が、ここでやめたりユルユルやっていたら、いつまでたっても健康回復しません。それもまた苦しいはずだから、良くなりたかったら「やる」の一択です。
ただし、50歳位になると、生き方がガチガチに固まってる人が大半です。たとえ自分に良い変化をもたらす行動やアドバイスや情報であっても、本人に取り入れる余地が全く無くなるんです。全員が全員とは言いませんが、9割9分そんな感じじゃないでしょうか。30代でもそうかもしれない。大抵の人にとって、50代や60代で自分をがらりと変えるのは相当負荷がかかることは間違いありません。そして、1年でも1月でも1日でも早いほうが、変化に抵抗感が無く、ご自身も楽なのも、間違いないでしょう。くれぐれもご注意ください。
人間が最もストレスを感じるのは、進歩がないこと=停滞、です。せめて30歳を過ぎたら、自分の進歩を自分が一番邪魔している事実に気づく冷静な頭と、それを行動で打ち破る賢明さは備えておきたい。
私は20代で子どもも生まないし結婚もしないと決めましたが、そうだとしてもどうやったって体力は低下してあちこちガタがくるのは分かっていた未来のその時になって、予防や準備を怠ったのも自分のくせに、あれこれ誰かや環境のせいにして愚痴や恨み言を言いそうな未来の自分になるほうが、はるかにもっと嫌でした。そんな自分は絶対に受け入れられない!そういうどうしようもなく弱い自分をさっさと自覚して認めた方が、早く別の手が打てます。
これらの全てを踏まえ、私は30歳から毎週のピラティスパーソナルセッションを始めることを決意しました。それが未来の自分のために、30歳の今の自分がしてあげられるベストチョイスであり、最大の投資だと、考えたからです。
次回はこの続きを記しますね。