【NABOSO】Active Arch Support - 2023.11.26
10月初旬に米国ではナボソのアクティブ・アーチ・サポート「Naboso Form」が新発売されました。この手のタイプのが欲しかったので、ついにできたか!という感じです。ぜひ日本でも販売してほしいですね!
偏平足、足底筋膜炎、外反母趾など、アーチサポートやカスタムメイドの足用装具を購入する理由は様々ですが。私自身も、外反母趾のオペを受ける前段階は、医療用インソールを使用していました。実は現在もオペ後の足に合わせた医療用インソールを作成してもらっているのですが、そのインソールはエステ施術用のフィンコンフォートのシューズに合わせて作ったため、普段の生活は室内ではナボソの靴下、外出時の靴にはナボソインソールを入れて過ごしています。
その理由は、矯正した新しい下肢及び全身のアラインメントに適応し、それらをより定着させるために、全身のバランス向上や筋力強化を促したいからです。そのためには、インソールのサポートに頼りすぎず、足の内在筋強化に比重を置いた方が良い、と考えました。
なぜならば、足アーチをサポートすることには利点はあるものの、漫然とアーチサポートや装具を使用した場合は足の内在筋が弱化する、という研究結果があるからです。Protopapasらによる2020年の研究によると、カスタム装具を3ヶ月装着しただけで、足の固有筋、すなわち屈筋と外転筋のサイズが最大17%減少した、と発表しています。つまり、装具のように機能する機械的なアーチサポートのみを使用することは、将来的に足の筋力低下や足の怪我を引き起こす可能性があるのです。
私自身の実感としても、アーチサポートインソールを使用していると、確かに自分の足がさぼっている感覚があったので、この研究結果には納得です。
したがって、これらの足の弱化に対する懸念に対処しながらアーチサポートを使うには、ナボソによる機会受容器の刺激と、足部内在筋強化エクササイズ、キネシスボードなどを用いた下肢と全身の統合エクササイズを併用することをお勧めします。
そうした点から、ナボソのアクティブ・アーチ・サポート「Naboso Form」は機械的なアーチサポートの利点と、足の弱化に対する懸念に対して受容器や神経を刺激するテクスチャーの両方を組み合わせたいいとこどりなんです。
足に関するインタビューは、今年とっても面白くて夢中で聴いたのがこちら!ピーター・アティア医師のポッドキャストに、ハーバード大学医学部のスポルディング・ナショナル・ランニング・センターの創設ディレクターであるアイリーン・デイビス医師がゲスト出演した放送回です。アーチサポートに関する結果や研究に関しても述べられています。
ちなみに、IreneDavis氏は以前ご紹介したこの動画にも登場していますよ。
ナボソユーザー必見!Shoespiracy Extended cut