風船が膨らませられない!オーラルフレイルと要介護 - 2024.01.21
当サロンでは、ピラティスセッションの時に風船を膨らませてもらうことがあります。
風船が膨ませられない人ほど、口腔機能もコアも全身の筋力も衰弱しています。これは要介護前段階のフレイルの、さらに1つ手前の段階であることを示します。

40代、50代で風船が膨らませられない人は、多くの場合は既にかなり滑舌が悪いです。早口言葉が言いづらかったり、食事でむせたりしやすい、口呼吸なので体調不良を起こしやすい、などもみられます。たとえ20代や30代でも、常に口がうっすらと空いてて口元に締まりのない印象の人は、風船を膨らませられません。日々の生活で力を全く使っていない証です。
口内の舌の正しい位置は、舌先が上顎の前歯裏側付近ですが、口元に締まりのない「お口ぽかん」の人は、舌が下顎にボテッと垂れ落ちている状態になっています。だから年齢の割にフェイスラインも顎もたるみ、法令線も非常に目立つ。本人はそんなつもりがなくても、不機嫌そうな表情に見えてしまうのももったいないです。
「口が正しく締められない」
「舌の位置が落ちている」
これが何を意味するかというと、
「骨盤底(膣、尿道、肛門)も締まっていない」
ということなんです。
人体も究極的にはミミズと同じ構造です。つまり、口腔の筋肉と骨盤底の筋肉は、飲食物の入り口→出口というチューブ状の構造なんです。ものすごーく単純化した説明ですが(笑)、「お口ぽかん。なのに、下はちゃんとキュッと締まっている」という両立は、そもそも有り得ない、ということは、きっと皆さまにも体感で何となくお分かりいただけるのではないかと思います。
オーラルフレイルとは
オーラルフレイルの症状(よく噛めない・食べこぼす・硬いものが噛めなくなってきた)は“老化のはじまりを示すサイン“として注目されるようになってきました。
健康と要介護の間には、筋力や心身の活力が低下する“フレイル”と呼ばれる中間的な段階があるとされています。その手前にある前フレイル期にオーラルフレイルの症状は現れます。フレイルから続く要介護状態に陥ることなく、健やかで自立した暮らしを長く保つためには、この段階で早く気づき、予防や改善に努力することが重要です。
恐ろしいのは、現代では子供も著しく発達不全を起こしているという事実!
風船を膨らますことができない子どもたち!?筋肉の発達不足の影響とは
回答:口腔筋肉の発達不足が原因です
質問に回答します。現代の子供たちは昔の子供たちと比べると風船を上手く膨らませることができません。
実際に当院で100名近くの子供たちに試してもらったところ、しっかり大きく膨らませることができたのは半数以下という結果になりました。
子供が風船を膨らむことができない理由は以下が挙げられます。
遊びが多様化して風船遊びをしなくなった
食事は柔らかく、小さくカットされた食べやすいものが多い
鼻呼吸ができずに、口呼吸の習慣になっている
舌で歯を押し出す癖がある 等
上記の理由によって、現代の子供は口周りにある筋肉(口輪筋)を使う機会が減り、筋肉の発達・成長不足となっているため、結果的に口腔内機能が低下している傾向にあるのです。昔の子供たちは、風船遊びをしたり、硬い食べ物をよく噛むことで自然と口輪筋が発達し、口腔内機能が向上していましたが、状況が変わってきたといえます。
お子様のお口が常にポカンと開いていると口呼吸になっているため、風船を膨らませることが難しくなります。
口呼吸や舌で歯を押しだす癖があると口腔機能が低下して、出っ歯(上顎前突)の症状が目立ってくるため、早めに歯科医院で口腔内の検査を受けて相談されるとよいでしょう。
全国民が要介護まっしぐらの道を疾走している日本って、ちょっとすごいですね・・・。
心身共に健康管理できている人と、そうでない人の二極化とその差は、日々増す一方。
おそらくですが、最終的に仕事もプライベートも、高いパフォーマンスを発揮したければ「体力なんぼ」「動けてなんぼ」の世界ですから、おそらく全国民のごく一部の人だけが人生を思いっきり楽しみきれるようになるのでしょうね。
風船は100均で売っているので、ぜひ自主トレに励んでみてください。お口ポカンの人は、「風船を膨らませようとしたら、尿漏れした(最悪、便漏れや臓器脱」みたいな事態もありうることが、お分かりいただけるのではないかと思います。
「人間の身体は、使わなければ現状維持」
ではなく
「人間の身体は、使わなければ、恐ろしいスピードで退化していく」というのが真実です。
