ロレッタブログ

40歳以上の人にお勧め!骨折リスク評価ツール FRAX - 2024.08.28

今夏は、これまで勉強したことの集中的な復習機関に充てているのですが、面白いものを知ったのでご紹介しますね。

FRAXという、骨粗鬆症による骨折リスクを評価する自動計算ツールです。

https://frax.shef.ac.uk/FRAX/tool.aspx?lang=jp


FRAXには以下のような特徴があります:

  1. 世界保健機関(WHO)の国際共同研究グループが開発したプログラム。
  2. 40歳以上を対象に、今後10年以内に骨粗鬆症による骨折が発生する確率の計算が可能。
  3. 12の危険因子(大腿骨頸部のBMDを入力しない場合は11因子)について入力すると、主な骨粗鬆症性骨折の発生率(%)が得られる。
  4. 国別のFRAXは、その国の骨折発生率と平均余命に基づいて調整されている。
  5. 計算結果で15%以上の骨折リスクがある場合、骨粗鬆症の治療を開始したほうが良いとされている。
  6. オンラインで無料で利用可能で、医療専門家だけでなく一般の人も使用可能。
  7. FRAXの結果は、骨密度測定の前に骨折リスクを予測するのに役立つ。
  8. ただし、FRAXはあくまでリスク評価ツールであり、最終的な診断や治療の決定には、医師による詳細な検査や判断が必要。

こんな風に、FRAXは骨粗鬆症のスクリーニングや早期発見に役立つツールですが、結果の解釈や治療方針の決定には専門医の診断が重要です。もし確率高めなら、医療機関に相談し、食事と運動の改善に取り組みましょう。年齢を重ねてからの骨折で、せっか区の一度しかない人生のQOLを大きく損なってしまう前に。

私の診断結果は、ひとまず安心、でした。

・主な骨粗鬆症性骨折の確率(Major osteoporotic fractures)2.4%

・大腿骨頭の骨折確率(Hip Fracture)0.2%