ロレッタブログ

内臓脂肪型肥満の食習慣の特徴 - 2021.03.10

定期の歯科検診に行ってきました。

待合室に置いてある一般患者さん向けの歯の専門誌に、面白い記述をみつけました。全国の歯医者さんたちが虫歯や歯が悪い患者さんたちに日々接してきた経験から出た結論は、これです。

  • アイスクリームを好む
  • 間食が多い
  • 満足するまで食べる

アイスクリームはたしかに高脂肪と砂糖の塊なので、こういうものを好んで食べていたらそりゃ内臓周りに脂肪もつくような気がします。

間食も、「おいしそうだから食べる」とか「新しいお店がオープンしたから行かなきゃ」とか「新作は買わないと」とかで行動しがちな人が多い、という話はよく聞きます。コーヒーには必ずクッキーとか何かしら甘いものを添えている、とか。塵も積もれば山となるのが、カロリーと油と砂糖の摂取量です。

「満足するまで食べる」は、満腹でもなく、腹八分目や腹六分目でもなく、「あ~食べた食べた!お腹いっぱいで苦し~い」みたいな、胃がパンパンになるぐらいに食べないと満足しないということなのかな?胃袋や身体反応に鈍くなっているのだと思うのだけど、そこで満たされているのは精神の満足なのでしょうね。

精神の満足は、美しいものを観たり身体を動かしてセロトニンの分泌を促すことで得られます。高脂質高糖質の食べ物を摂取するこすることで満たされるのは依存症につながるドーパミンの強烈な刺激です。正確にいえば、食べものを口に入れる直前が最もドーパミンによる「期待感」が高まっていて、ひとたび食べ始めるとその期待感はすみやかに減退していくので、消失していくドーパミンのワクワク感を追い求め、補うかのようにお腹がはちきれるまで食べ続ける・・・となりがちなのだと推測します。

本来の食事は、毎日健康に心身を保ち、動かすための燃料の役割を果たすものです。発想と行動を切り替えたほうが、全身と歯の健康のためにはなりますよね。この食行動に心当たりのある方は、ぜひ今から切り替えていきましょうね!