ロレッタブログ

健康なうちの工夫と実践は気楽 - 2021.12.05

先日のディルマの紅茶のブログをお読みになったお客様から、お茶受けについてご質問いただきました。

基本的には、うちにある甘いものはドライフルーツかフレッシュフルーツかダークチョコレートだけです。ジュースやお菓子を買い置く習慣がありません。キッチンの調味料は、砂糖、はちみつ、メープルシロップ、ソース、マヨネーズ、ケチャップ、市販のドレッシングや○○のタレ、みたいなものもありません。家呑みも数年前にやめたので、料理酒用途以外のお酒もないです。

お客様にはよく、「かんばらさんは本当にきちんと自己管理されていますよね」と言われるのですが、もともと私は超怠けものなので、自分がやっていて苦しくなることはなんであろうとやりたくないし、続けることができません。あえてこんな風に太字にして言うことでもないですが、ほんとできないんですよ(笑)。そして私は健康がマイナスになってから頑張りとおす自信もありません。想像しただけで大変すぎますから。

それに加えて、お菓子は身近にあると自分がつい食べたくなってしまうし、実際に食べてしまうのもわかっているので、自分にできる一番簡単な努力としてまずは自分では「買わない」「置かない」を徹底することで「食べない」機会を保つようにしています。私はお客様から素敵なお菓子やクッキーを頂戴することもあるので、そこに加えてさらに自分で積極的に買ったり食べたりが習慣化されてしまうと、今の自分の40代という年齢を考慮すると、おそらく体型も体調も崩れるのはあっという間のように思えるからなんですよね。

考えてみましょうよ。40代、50代、60代、70代、80代・・・と、その年齢なりに本来保てるはずのコンディションよりも著しく状態が悪くなった状態にあると仮定します。でも、日々の仕事や雑事はそう簡単に減ったり無くなったり、誰かが大部分を肩代わりしてはくれたりはしないじゃないですか。どう考えても、加齢とともに毎日がだんだんしんどくなりそうじゃないですか?怠け者なのに長寿遺伝子まで持っている(←調べたらほんとにあったんですよ)私には、こんなの完全に無理ゲーです(笑)。

先日のブログに記した通り、内臓脂肪や皮下脂肪や大幅に増えたり歯周病で歯を失うとか、血糖値や貧血や中性脂肪やコレステロール値や動脈硬化や高血圧など色々な数値が相当悪くなってから対処するのは、尋常ではない努力と膨大な時間と、そしてお金も必要ですよね。そして、生活習慣病やその予備軍になったり、筋肉が減って疲れやすくなった理由は本人が一番よく知っているはず。この状態からよくしていくには、口ではなんのかの言いながら現状維持の生活を好み、変化しない理由や言い訳を都度探してきた生き方を「総とっかえ」するぐらいの気持ちでやらないと、実現不可能なんじゃないでしょうか。

周りの人やお客様を定点観察していると、高血圧や高コレステロール血症、心臓病、脳疾患、動脈瘤、糖尿病、神経系疾患、内臓疾患などがある方も、そうなるまでの運動と食事の問題をスルーしているんですよ。たとえば、もともと血圧が160台とかで、会社の健診で毎年指摘されてるいるにもかかわらず、「親も高血圧なんで遺伝でしょうね」「年取ると血圧って高くなるらしいですね」「別に頭痛とかもないし無症状だし薬とか治療まではまだしなくていいかなって思って」「高血圧の薬って飲み始めると一生続けないといけないんですよね。そういうの飲みたくないんです」「暴飲暴食というほどそんなに食べてないんですけど」などと甘く見て、とても忙しく疲れたまま塩気とアルコールと脂肪分と糖分が多い生活習慣を継続しています。不思議なことに、みなさん「仕事が忙しくて病院行く暇がない」とおっしゃるのですが、遊びや旅行の予定はしっかりと入れています。自分を自分で救う気が無い人を、誰も救うことはできません。そして、段々と血管が傷つき痛んだまま生活した結果、ある日パンと血管が破裂しておおごとになったりもしています。

こういうケースを20代からさんざん見てきたので、常に私の選択と実践の根底には「どうせやるなら、健康を損なって後悔しながらやるしんどい努力よりも、健康なうちの工夫と実践を選んだほうが、私が毎日楽しくない?」という考え方があります。決して私が特に真面目とか、ちゃんとしているのではなくて、放置していれば誰よりもだらしなくなるし、やるべきこともやらなくなる自分を自覚しているから、自分でも「これは良くないな」と思う習慣を減らしているだけなんです。だから私は30代のうちに全部変えました。それが私にとっては一番楽だったから。

このブログを読んだ30代の方で、これを「ナイスアイデア!」と思ったかたは、ぜひ今日からやってみてくださいね。楽しいことがどんどん増えます!40代、50代の方でまた全身健康体の方は、ぜひ共に頑張りましょう!何か症状のある方は、食事と運動の問題を変えない自分の問題を棚上げしたまま、自分の具合がよくならないのを決して医療のせいにしたりしないこと、です。