ロレッタブログ

ジャングルジムを眺めて思う - 2022.04.01

近くの公園の桜が満開でした。いつも子供たちが遊んでいるジャングルジム。アスレチック施設が近所に無くても、ジャングルジムと不規則に隆起した芝生や砂場で気が済むまで遊びまくれば、心身は健やかに成長するように思います。

→〇Why jungle gym for kids is excellent for physical education

私がピラティスをクライアントの立場で受けてきていた中で感じたのは、「ピラティスのイクイップメントでエクササイズするのって、ジャングルジムで遊んだのに似ている」ということ。

エクササイズが上級レベルになればなるほど、足や手をつく接地面は少なくなり、更にその接地面が不安定に揺れたり動いたり、さかさまになったり、片足や片腕でのバランスが要求されたりと、幼少期に遊びまくった森や川や小学校から親しんだローラースケートやスケボー、一輪車、アスレチック施設での冒険を思い出したんですよね。

ジャングルジムや自然の中で存分に遊んでいれば、どこをつかんで、どこに足を置いたら一番安定して危なくないか、不安定で危険な局面をどうバランスをとって切り抜けるか、そして怪我をして大量に血が出ようが縫おうが傷が残ろうがそれは必ず治癒するという事実を知り、どのぐらいの痛みなら自分は耐えられるのかを知り、どのぐらいのリスクなら自分が取れるのかを知り、そのハードルを少しずつ上げて、怪我の治癒やスキルの発展の過程を俯瞰して楽しむとか・・・そういうことをおのずと学びます。自分と自分の心身と幼いながらもその都度向き合って対話するという経験が、ちゃんと積めるんですよね。

思えば幼少期から今に至るまで、こういうことをずっとやってきているような気がします。

今では自宅のイクイップメントで新奇探求のチャレンジや冒険心、そして最初はうまくできなくても、それは想定済みだからこそ、あきらめずに反復してやればやるほど必ずスキルが上達するということを、いつも感じながら動くことができます。自宅にジャングルジムがあるようなもんですね(笑)。

反復練習は脳ー神経ー筋肉のコネクションの強化に必須です。数多く実践する技術ほど習得が早いのは、誰もが周知の事実です。私自身は、幼少期の身体を使った遊びも、職業上のフェイシャルやボディの施術の手技習得も、ピラティスのムーブメントも、基本となる考え方と発展は同じだと考えて居ます。コネクション強化と習得のためには、とにかく毎回集中して中長期的に反復練習あるのみ。頑張るのは、全ては自分のため。

4月からも、朝のオンライングループセッションと、プライベートセッションを、自分のために頑張りましょうね!