ナボソとBrain Map - 2022.09.08
脳やアディクションについてのウェビナーやインタビューばかり視聴していた今夏、そういえばこんな面白いものを見つけました。たしかツイッターでどなたかが「脳の処理能力は iPhoneのプロセッサ34000個以上と推定」と記していて、この画像が添付されていたのですが、これ面白いですね!
どうやらこのマップは、機械工学の学位を取得した航空宇宙エンジニアの人が作ったサイトのものらしいです。その方は、内耳の前庭が実はスペースシャトルの誘導に使われるのと同じ3軸加速度センサー(←この日本語が合っているか自信ないです)と知って驚愕したそうで、そこから前庭システムについてさらに調べまくったのだそうです。
平衡感覚を司どる前庭は、ストレスで大変疲弊しやすいとされているのですが、たしかにメニエールなど難聴を患うかたの大抵は、非常に強いストレスにさらされています。
前庭がうまく機能しなくなると、姿勢が傾いたときに眼球や内耳で調整されている平衡感覚が制御できなくなるので、動くとめまいが起きたり、立つ、歩くという基本的な動作における姿勢制御やバランスの保持や微妙な調整もしづらくなります。具体的には自分の身体がどの程度傾いているか、などもわかりづらくなるので、おのずとバランスを崩しやすく、転倒しやすくなるのです。
また、反射的な反応も起こりづらくなるので、いわゆる運動全般はもちろんのこと、日常生活で要求される多様な動作ができなくなり、大変な支障をきたします。
脳梗塞など脳の病気や動脈硬化による血流低下など前庭システムに困難が生じる方もいますが、ひときわ高齢者に顕著な姿勢制御や平衡感覚の保持の困難さは、「年をとると筋力が低下するから」とか「体力が落ちた身体」という言葉で済まされやすいのですが、実はこの前庭の機能低下も転倒の大きな原因になっているでなはないか、とも言われています。
ナボソテクノロジーを用いて機械受容器に刺激を与えることで、実はこの前庭系を刺激し、活性化し、全身と脳のコネクトを強化させる、ということも狙っているんですよ。今のうちから、前庭系を刺激したトレーニングを、当サロンでも自宅でもどんどん行っていきましょう!