ロレッタブログ

長期的に最も自分に得な行動 - 2023.06.14

前回の続き。

運動の有無が長期的な健康維持の最大の差をもたらす習慣だった、と判明した調査結果。人間も動物だから「不動」がいかに心身の健康に悪影響を及ぼすかが、改めてよく分かりますね。下の画像の生き物たちが動きのない生活を年単位で続けたら、明らかに病んでいる証です。

「健康は医者がどうにかしてくれる」とか、「食事はコンビニで買うかウーバーで頼むか外食すればいい」とか、「睡眠なんて足りなくてもすぐ死なない」とか、「好きなように飲み食いしも病気なんかそんなにならないっしょ」とか、そんな風に着実に自分で自分を台無しにしてきた、いわゆる己誘発の結果が、今の状態です。

「自分の健康は自分で守る」「生活習慣が心身の健康の基本」とか「運動不足は万病の元」なんて、耳タコなぐらい聞いて、都度聞き流してきたのでしょう。けれど、気付けば体重はキロ単位で増えていて、運動したところで筋肉がろくにつきようがない栄養失調の食習慣しか身についておらず、お尻は加速度的に垂れ、背中は霜降りでもたつき、ウエストは丸々と膨張し、歩く姿はゴリラ化・・なんてことになってしまっている。しつこいですが、それは紛れもなく自己誘発した現実です。

少し立ち止まって真剣に考えれば、今のストレスが甚大であればあるほど、仕事以外のプライベートの時間を自分の回復と成長に注ぐことが重要なコントロール感になるし、ひいては現状打破の推進力になる、20年30年先の未来の自分への投資になる、と判るはず。でも、そこに頭を使うのって正直労力つかうから大変なんですよ。理由は、これを真剣に考えれば必ず「自分の生活習慣を変える」というさらなる負荷がかかることが前提の結論が出るからです。

だから世の中の多くの人は、そんなことに脳を使う面倒や労力から逃げて、短期的なストレス発散に逃げます。つるんでる人達と距離を置くこともせずに。その先には、もっと面倒な未来が必ず待ち受けているのにも関わらず。


人は習慣と人間関係で幾らでも変われる生き物です。自分の人生に良い影響がない人々と、もう関わるのをやめませんか?悪習慣や悪行動を挟まないと繋がれないような人間関係なんて、いずれそのうち途切れるその程度の縁です。次はもっと豊かで健康的な人間関係に出会えるから大丈夫、心配いりません。ご本人にないがしろに扱われる「体」と「脳」は極限まで持ち主のために頑張ってくれますが、このままいけば、彼らから白旗が上がる日がいずれ必ず来ます。彼らがまだ良好な状態にリカバリーして健康を取り戻せる可能性があるうちに、変えてあげませんか?

「もっと健康を大切に」とか「自分の人生を大切に」とか、「言われなくてもわかってる」ことから逃げて、「困ったらその時はその時」とか「誰かが面倒みてどうにかしてくれる」とか「いずれ変えればいい」と思っていると、男性なら早ければ40代、遅くても50代で死かけるか、本当に死にます。

じゃあ女性ならまだましかというとそれは大きな誤解で、女性は男性よりも質の悪い油断をしがちです。女性は、夫や子供や部下や同僚など他人の面倒を見ることが、現実逃避のよい口実になりやすいからです。手のかかる人の世話をすることで「自分はもっとまし」と過信しやすく、「私はちゃんとやっている」という自負のある人ほど、運動不足や栄養失調だったりります。そうして他人の用事にかまけているうちに、自分に真に必要な本質的な情報へのアクセスや改善実行から年々遠ざかっていくのが、女性のあるあるなんです。女性に限らず、老若男女問わず誰でも自分をケアしたりメンテナンスする時間は必要です。ただし、それは意識的に作ろうとしないと、実現しないままあっという間に5年どころか10年、20年が経ってしまいます。


今年ももうあと残り半年です。思ったようにまだ自分の悪習慣から抜け出せていない人は、せめて半年間だけでも、徹底的に仕事以外の時間を自分を良くするための生活管理にフォーカスできませんか?たった半年のこと躊躇するなら、自分で自分の邪魔をしていることに気づきましょう。そのぐらいのこと、「もうとっくにわかっている」ぐらい賢いはずです。自分の賢さにもっと自信もって!!!!

ここまで読んだ方なら、「どうしたら20年、30年先の自分がもっと生きやすくなるんだろう?」と、ぜひ一回立ち止まって考えてみてください。20年先が遠すぎるなら、5年後、10年後の自分が今とほぼほぼ同じ生活と心境のままでいいか、せっかくだからこの機会に考えてみましょうよ。それでもし「いや、やっぱりそれは違うな」と思うなら、じゃあ「一体今からどういう風に自分のプライベートの時間を使うのが、一番自分の得になるんだろう」と考えてみてください。

「いずれ」じゃなくて、先手必勝でやりましょう。その方が、未来の後悔は少ないと思いますよ。