ロレッタブログ

人生の残り時間を見える化するカレンダー - 2023.09.14

今夏、何人かのお客様にお渡ししたところ大変喜ばれたので、ブログでもシェアしますね。

人生を90年と仮定して、残り時間を見える化するカレンダーです。この表では、横軸が1年を週で、縦軸は0歳(誕生)から90歳(仮寿命)までの年齢を表しています。

私はこの表の「誕生(0歳)から46歳と今年9月8日(=第36週目)」まで線を引いて塗りつぶしていて、毎週月曜の朝に次の1マスに線を引き塗りつぶします。自分の命という有限な時間が本当に減っていくことが、よく分かります。

2023年の週対応表のリンクはこちら→https://www.niid.go.jp/niid/images/idwr/kanja/images/2023-j.pdf


さらに私は、以下の内容を表に書き込んでいます。

  • フィガロの想定寿命 16歳(飼い猫の平均寿命)
  • 女性ホルモンの分泌のピーク 20歳~30歳
  • 全身の筋力低下の開始年齢(サルコペニアの開始)30歳
  • 高齢出産とされる年齢 35歳
  • 日本人女性の平均閉経年齢 50歳
  • WHOや日本のシニアの定義 65歳
  • 日本人女性の平均健康寿命 75歳
  • 日本人女性の平均寿命 87歳

私は10代とか20代という、比較的まだ若い頃から常に人生の残り時間と、今年は1年のどのぐらいが過ぎて、あとどのぐらいあって、というのを割と意識してきている方だと思います。

たとえば30歳の時には「残りの人生で身体的にアクティブに過ごせる期間の折り返し地点に到達した」、40歳になった時には「死ぬまでの人生が半分終わった。なかなか予想外に楽しい半分だったから、この調子であとの残り半分も予想外の楽しさで満ち満ちていられるように、ひきつづきこの調子で毎日を大事に生きよう」みたいな具合です。

これを他人に言うと「そんな風に考えたことが無かった!」と唖然とされたり、自分の過ぎた時間によほど後悔があるのか「そんな現実考えたくないよ」というような反応をされたこともあります(笑)。私には、その反応の個人差がその人の生き様そのもののように思えてならないので、非常に観察しがいがあります。

ですから、ぜひこの表を活用した方は、周りの人にこの表の話をしたり見せたりして、その反応を観察してみてください(笑)。私のこれまでの経験では、直感的に「それいいね!私もやってみます!」と反応する人と、「そんな表、見たくもない」と徹底的に回避する人との二極にきっぱりと分かれました(笑)。私は現状把握せずに生産的な対策やビジョンを定められるほどの才能はないので、こういうツールはあったほうが助かります。

お金は後からでも稼ぐことはできるけれど、貧乏人も超大金持ちも、新生児も100歳の高齢者も、1日24時間は決して増えることはありません。時間ほど平等な条件も、貴重な財産も無いと思います。そして、心と身体がライフステージなりの健康を保てたなら、この時間と言う財産はもっとはるかに充実して過ごせるはずです。

そういう意味では、この表は、一緒に過ごしても毒や害にしかならないような人間関係、あるいは「やろうやろう、いつかやろう」と取り組みを先延ばしする傾向や、いつも似たような愚痴と不満を口にしている方には、時間を無為に過ごす習性を変えるきっかけにもなるかもしれません。ほんと皆さん自分を粗末に扱いすぎです。何を一番粗末にしているかというと、自分の命の残り時間です。

相手が乳児や未成年のうちならともかく、自分がつぶれてまで面倒を見なくてはならない人も仕事もありません。そして、人は自分で選んだリスクを、自分の責任で正解にするように努力する過程でしか成長しないません。自分のつまらない生活を誰かや環境のせいにしている限り、歳だけとって中身は変わりません。

ぜひご自分にとって、大事なものを見極めるために、自分の命の残り時間を無為にすることのもったいなさに気づくためにも、ご興味ある方にぜひご活用いただけると嬉しいです。残りの人生で、今日が一番若い日。忘れないでくださいね。