ロレッタブログ

コアアライン(Core Align)搬入から早1年! - 2024.08.22

コアアライン搬入から早一年!

空前のピラティスブームですが、コアアラインはまだまだ日本ではレアですよね。
ピラティスもコアアラインも、ただのエクササイズ法ではなく、人間本来の正しい姿勢、そして全身の使い方を習得するためのアプローチ法です。

運動制御、すなわちモーターコントロールは、身体を正しく扱うことがその本質です。知識だけではなく、自分の体で実践できなくては日々の生活のありとあらゆる場面で活かすことはできません。ヒトという1Gの荷重下で生きる動物が生命維持活動のために必要としているのは、間違いなく「動き」です。動くことでその生命を維持することができる生き物が「動物」なのです。

その動きを実現するために、筋トレや有酸素運動や音楽やリズムで楽しさを追求することも大切な要素です。
しかし、身体に怪我や痛みや不調を抱えているならば、今以上に大きな不調や怪我を起こしたり、唯一無二の身体が廃車レベルまで壊れきってしまう前に、運転手であるご自身の脳に何十年もかけてとことんインストールしてしまった「誤った運転技術」を根気よく修正する「運転技術の再教育」が最も重要なのです。

日本では、お尻を大きくする、背筋を鍛える、胸や肩を大きくする、あるいはやみくもにウエイトの重量が上がったり、レップ数やセット数が増えればよしとする、180度開脚や前後開脚ができれば柔軟性があってよし、などのように、複雑な身体を全体としてとらえずに、そのシステムの部分の強化や数字ばかりを追いかけがちなように思います。

これらはいずれも長い目で見ると、サスペンションやエンジンの整備が不良の車を、更に整備不良に導き、そのまま車道を走りに行くことと似ています。いずれよりひどい痛みや怪我、壊れ方によっては手術が必要なレベルにまで至る可能性も含んでいます。

間違った運転技術のキャリアが長ければ長いほど、膨大な時間を要します。それはほかならぬ、間違った運転技術を無意識化で行われる自動操縦レベルでとことん学習してしまった脳の再教育だからです。

もし少しでもその時間を短縮したければ、徹底的に集中して取り組むことです。それでも年単位は優にかかることは間違いありません。

そしてもちろん、指導するインストラクター自身に動きを見る目が無くては、クライアントの真剣度に応えるだけの高品質なセッションは成立しないことは、言わずもがなです。

コアアライン(CoreAlign)が到着!