ロレッタブログ

年始に勉強したこと - 2021.01.11

年始に勉強したことはいくつかあるのですが、その1つが神経ブロックと硬膜外からの点滴による鎮痛剤投与の注射の違いと効果の差について、でした。

今年の足の再オペに備えて、血液検査の結果や生活習慣などが「患者としては超優等生」と言われて病院で喜んでいると、麻酔科医から「術後の鎮痛方法を選択してね。一般的にはシステマチックに医療者側が決めちゃうことが多いんだけど、僕はそういうことはしないので」と提案されたので、入院当日までに決めないといけない大事な宿題なのです。

前回はフェンタニルの硬膜外投与があまり効かないまま血圧が低下してしまったので、投与を中止し、代わりに鎮痛剤の手を変え品を変えて投与したのですがどれも全く効かず、座薬でようやく朦朧とする痛みが治まってくれた・・・という顛末を今回担当してくれる麻酔科医に伝えたせいかもしれません。

フェンタニルは、その鎮痛作用はモルヒネの100倍強い合成麻薬なので、個人的にはダウナー系ドラッグを体験したような感じでした。

https://gan-mag.com/qol/2408.html

個人的には座薬は鎮痛効果抜群だったし、身体に針をズブズブ刺すよりもはるかに気楽なのでもうそれで良いのだけど、麻酔科医から提案された選択肢は「硬膜外からの鎮痛剤投与か末梢神経ブロック」という二択。

全身麻酔でまだ眠ってるうちに打つから、せっかくなら末梢神経ブロックにしてみようかな 。片足だけのオペだから背中に管が入る硬膜外からの投与よりも眠りやすそうだ。鎮痛効果には差はないみたいな論文もあったけど前回の両足切断時の痛みに比べればまだましな気がします。何事も体験!

日本ペインクリニックの公式サイト痛みと鎮痛の基礎知識のサイトお医者さんオンラインで勉強。

少し古いですが、以下のような専門的な文献もネットで探せるので、本当に便利ですよね!

→●日本臨床麻酔学会vol.29 術後鎮痛におけるこれからの選択―末梢神経ブロックを活用した術後鎮痛