ロレッタブログ

砂糖以外にうちにないもの - 2021.11.23

お客様から「かんばらさんは砂糖を置いていないんですね。私もそうしてみます」と言っていただけたのですが、以前は黒糖とはちみつ、メープルシロップはありました。フレンチトーストをごくまれに作った時にメープルシロップをかけたり、はちみつは朝のトーストに、そして黒糖はたまに煮物に1かけだけ入れたりしていたのですが、どれも作らなくなったので、たまにおすそわけでいただく以外は自分では購入しなくなりました。

 

和食はみりんや砂糖を多用しますが、私は甘く煮るよりも、出汁か醤油麹や米麹や味噌、酒かすなどを好むほうなので、必要ないんですよね。煮物や麺つゆの素も自分で作り置いているのですが、その材料もみりんは無しで日本酒と醤油だけにして、それを出汁に入れて適量で割るだけ。この他にみりんを使うような照り焼きみたいな甘辛い味も作らないので、みりんはうちには不要と判断しました。(おかずやご飯が甘いというのが苦手なんです)

先日訪問した「きじ」で、テーブルに置かれらお好み焼きソースの原材料をまじまじと眺めてしまった理由は、これらの砂糖類の他に、うちにはソース、ケチャップ、マヨネーズ、市販のドレッシングやタレの類や、レトルトの「○○の素」的なものが一切ないので、とても珍しかったのです(笑)。実はこれ以来、デパ地下に行くたびにいろんなたれやソースの原材料をじっくり眺めています。パッケージに「化学調味料無添加」と記していながら、原材料に「酵母エキス」と書いてあるのを見て苦笑したりしています。

きじ丸の内店

マヨネーズは、松田のマヨネーズ(辛口)とか、セーアグリーシステムの味だったら好きなのですが、使い切るには容量が多すぎて、買っても持て余してしまうんですよね。キューピーの1回使い切りの小分けサイズを購入したこともあるのですが、何か月も冷蔵庫内にある始末で(笑)結局全然使わないので、買うこと自体を止めました。マヨネーズを沢山かけてあえるよりも、上質の塩とオリーブオイルとマスタードとレモン汁とハーブやヨーグルトで代用できるし、味もマヨネーズみたいにべたべたしつこくなくて美味しいですし。

ご家族やご夫婦間でこういう主になる味覚の差があると、どちらかが妥協したり譲ったり、あるいは2種類作ったりと、日々の食卓で折り合いをつけるのが大変らしいですよね。いつもどちら一方に合わせてばかりだとストレスもたまりますし、共に暮らす何十年もの年月分の我慢は続きませんから、それならいっそ食卓は個々が自分の味覚に合うものを自分で作って食べる方がよいのかもしれません?