ロレッタブログ

【ピラティス】変われる人と変われない人の唯一の違い - 2023.05.18

<前回の続き>

これらを踏まえると、やはり1日でも早いうちに、パーソナルセッション週1~2回とGSを併用して、とっとと生活習慣やメンタルを変えたもの勝ちです。

私が長年女性を定点観測してきて思うのは、更年期だけではなく、妊娠・出産・産後を無事に乗り切れる女性はほぼいない、ということです。分かっているはずの女性としての人生の二大イベントに対して、みなさんほぼ何の備えもプランニングもせず、ノーガードでぶち当たりに行き、結果的に全身が砕けまくって満身創痍でボロボロ・・・みたいな感じに見えてなりません。


「じゃあ私もう60歳だし、今更やってももう遅いかしら」は考えなくていいです。過ぎた時間は絶対に戻りません。が、私がいつもお伝えしているとおり、残りの人生で今日が一番若い日です。せっかく90歳まで生きられる時代と国に生まれたのに、まだ30年も40年ある「未来の自分のためになること」を閉じてしまうほうが、もっともったいない!

ただし、前回のブログに記した通り、その道のりは平坦ではないです。右手に覚悟、左手に決意を備えて、道を切り開くのは自分という認識も忘れずに。そして長距離マラソンのつもりで、焦らず着実に進むことです。たまにペースの上げ過ぎで疲れたり、想定外の事態に足がもつれてペースが乱れたら、道端で一息ついてもよいのです。どんなに頑張ろうと思っていても、前回のブログの通りどうにもならない事情や期間への巻き込まれは、誰にでも起こります。

でも、ここで決して忘れてはいけないのは、調子を崩した原因分析と、次に同様の事態に陥った場合の対策も練ること。そして、調子を取り戻したら必ず再び道に戻ること。


ただしこれは「これだけは自分のために続けるんだ」と始める前に自分の中で決心していないとできません。GSやパーソナルセッションを継続して結果を出している方々は、それができています。自分の失敗から学習して、自分の頭で考えた証拠でしょう。そうすれば、失敗は失敗のままじゃなくて、成長の種になる。これを分かっているかどうかは、年齢・学歴・職種などは全く関係ありません。

ただね、これもいつも書いていることですが、自分の頭で考えない、起こった出来事にただ反応しているだけ人のほうが世の中は多いんです。「なんとなーく」初めて、ぼんやりとした目的はずっとぼんやりしたままなんですよ。だからちょっと予定や調子が狂っただけで、(1)オロオロ狼狽する、(2)ただフリーズする、(3)やめて投げ出す、の3択になるんです。で、忘れた頃にまた「なんとなく」再開して…このサイクルをずーっとフラフラ漂い回っています。口では「人生変えたい」と言いながら。こんな風に自分の頭で考えず暦年齢だけ重ねたのを、成長とは呼びません。これで変わるわけがない。30年も40年も50年も生きてきているのに、恐ろしいほどちっとも成長していない。何歳になっても似たようなことで、似たような気持になって、これまでと同じように(1)~(3)をやるだけなんです。自分の頭で考えて生きていない人ほど、これをやります。

決めてない人は、迷った時にほぼ100%「慣れた楽な生活」に戻ります。いくらそれが怠惰で美容や心身の健康に悪くても、私達が迷った時は必ずそこに戻ろうとする非常に強力な力が働きます。そこに戻ってしまうのは結局は自分のだらしなさ故なんですが、大抵はしらじらしくも、他人や環境のせいにします。自己欺瞞も甚だしいですね?そんな大波や高波がきても流されないためには、錨のように自分をその場に重しとなり留める力になってくれる「決心」が予め必要です。

定点観測しているとよく分かるのですが、自分のために自分の責任でリスクも理解し選択して、決めた人ほど変わります。ぜひこれは憶えておいてください。もしクラゲやボウフラみたいに流される自分に気づいたら、また錨のあるところまで戻りましょう。これは競争じゃないんだから、何度チャレンジしてもよいのです。ただし、次に同じ流され方をしないように、心を決めることも忘れずに。


長年いろんな女性を見てきているとよくわかりますが、自分の人生なのに、自分のために決めることもできなければ、リスクをとる覚悟もない、そんな自分が招いた結果も引き受けたくない、そんな大人ほどみっともない歳の取り方はないです。女性はその辺を甘く見積もりがちですが、もうちょっとしっかりしたほうがいいです。齢30歳も過ぎると、なかなか本人に対してそんなことを言ってくれる人もいなくなるんです。真剣に自分の頭で考えて選択のリスクも覚悟して生きている大人に、いつまでもぼーっとした人を構う暇はないからです。こういう人が「若い」と言われたならば、それは「あなたは稚拙で幼稚だ」という皮肉です。だがそれも分からず、大抵は楽観的に喜んでいる。なぜならば、一回り二回り三回り下の世代に、一体今の自分がどんな風に映るのか客観視したことがないからです。

繰り返しますが、やればやっただけ、やらなかったらやらなかっただけ、結果に違いが出てます。外見は、その人が自分をどう扱ってきたかが全て現れるんです。そして最も重要なことは、加齢自体が問題の原因ではない、ということです。本当に重要なのは、加齢にどう対応するか、どう適応していくかです。何も身体を動かしてこなくて元気な加齢はありえません。加齢すればするほど、体力がないと話にならないんです。

「やるならちゃんとやりたい」「今よりも少しでも良くなりたい」と思うなら、「どうすればもっと違った形に自分を変えていけるか」を、もっと真剣に考えてください。自分を大切にしたいなら、それができるはずです。

だから私は、何度くじけてもこの世で最も大切な自分のために、努力できる人を心から応援しています。だって私もそうだから。そして私はそんな方の役に立ち続ける自分でいたいから、勉強し続けられるんです。これからも一緒にがんばりましょうね!