NASM’s New Senior Fitness Specialist Course一発合格 - 2023.07.28
先日はNASMのシニアフィットネススペシャリストに合格しました。
NASM(全米スポーツ医学アカデミー)は米国アリゾナに拠点を置く、世界最大のパーソナルトレーナー団体です。NASMの教育プログラムは、現在では世界で約130万人が教育を受講しているほど、絶大な信頼と人気を得ています。このとおり、本業の実益と趣味を兼ねたような感じで勉強を続けています(笑)。
NASM-CES 一発合格!!
シニアフィットネススペシャリストのテキストは、プリントアウトして337頁位で、同じく今年取得したWomen’sFitness Specialistよりもボリュームは少ないです。英語で専門用語満載のテキストを延々と読み続けることにも慣れてきました。
内容は、ピラティスのISPコース(Injury and special population course)で既に勉強したことや、エステでは介護美容にも講師として携わったこともあるので、既知の内容も多く、非常にスムースに学べました。シニアフィットネススペシャリストの概要はこちらの動画をどうぞ。
高齢者の定義はというと、WHOと日本老年学会・日本老年医学は65歳以上をシニアと定義しています。
しかし65歳を待たずとも、日々時間は流れていますから、背骨なら40歳位から曲がり始めます。筋力も心肺機能も何もしなければ落ちていく一方です。特に女性はエストロゲンが分泌されているうちは、体内の炎症を起こりにくくしたり、血管の柔軟性を高めたり、内臓脂肪が溜まりにくくしたり、骨や筋肉をある程度維持したりと、心身に良いエストロゲンの恩恵を沢山受けているのですが、それに胡坐をかいていると痛い目にあいます。
更年期に差し掛かる45歳頃からエストロゲン分泌が減り始め、閉経とともにほぼ全部なくなります。つまり、何もしなければ「筋肉は減っていくだけ」で、少々運動や食事を見直したぐらいでは「せいぜい良くて現状維持」だということです。つまりこの時に忘れてはならないのは、生活習慣や運動不足などに起因する低体力や低スタミナ、柔軟性の欠如、低筋力などであれば、解決はそうなった生活パターンを変えることでしか得られないという事です。
ひとたびマイナスに転じてしまった脳を含めた全身のコンディションをプラスに転じるには、閉経後以降は特に、生活設計を運動を中心に据えたものに徹底的に組み直し、実行する力が欠かせないのです。
事故や外科手術や難病など疾患でもしない限り、ある日突然身体が思うように動かなくなることは無いのです。何日も何週間も何か月も何年も・・・相当長い時間をかけて不動の生活を送ってきた結果、それに適応した不動の身体、すなわち動かそうとしても動けない身体になったのです。それを作ったの自分です。
個人的な印象ですが、その改善に要する期間は、動かない事に費やした年数の半分ぐらいで回復すれば「奇跡的かつ超人的に早いほう」だと思います。大抵の場合、動いていなかった期間と同等の期間で良くなれば「比較的スムースなほう」でしょう。ですから、最初からだらけていた期間の2~3倍はかかるぐらいの長い目で取り組みましょう。
ただし、「息が上がるような運動はしたくないから、歩くようにしています。先々週は1回だけ、先週は何もしなかったけど、今週は2回ちょっと歩いてしてみました。来週は忙しいから無理です」みたいな具合にだらだら不定期な運動ともいえないような取り組みでは「せいぜい良くて現状維持、いずれどこかで体重増加スピードの方が勝り、そしてなんでもない道で転ぶようになる」ということも、心しましょう。
これを知れば、今日だらけた分を取り戻すの2倍も3倍もかかるのだから、時間を無駄にすることの恐ろしさに気づくはず。あと10年20年30年後に後悔しながら、心身の健康が低空飛行の人生を送るのが自分に最もお似合いでしょうか?
もし「いや、それは自分にふさわしくないし、そんな人生もっぱらごめん」と思うなら、今日から動き出しましょう。それこそが本当のプライドです。私はそういう人を全面的に応援します。
やらない人は、自分で選んだ未来の結果を、恨み言や言い訳をせず、しっかりと受け止められるかどうか、ぜひ今のうちに自問自答してみてくださいね。