2023年のお気に入り動画 <Part1>Superpowered Aging with the Master of Flow | Steven Kotler - 2024.02.07
すっかり遅くなりましたが、2023年に視聴したYouTubeの動画の中でも特に楽しんだものをご照会しますね。
まずは、昨夏に記した下記のブログの一番最後に記した「流動性知能と結晶性知能については、今年初めにとてもエキサイティングな対談を視聴することができたので、それも後日ご紹介しますね。」にと書いたきり、肝心の動画の掲載をすっかり忘れていたので、1つ目の動画の動画はまずそちらから。
その動画は、PodCastで何かを検索していてたまたま出てきた動画のうちの1つだったのです。残念ながら、現時点ではYouTubeの字幕は英語版しか表示されませんが、テクノロジーの進化でそのうち日本語翻訳もできちゃいそうな時代ですから、載せておきますね。
50代以降にCognitive Superpowersを発揮するには…という内容にはまさに同感です。50代になってから焦っても、目先のド短期の努力で50代で一発逆転!なんて飛躍や成功劇が起こることはないわけです。結局のところ、その人が20代、30代、40代というそれなりに長い年月をどう生きてきたかが50代で顕著に表出するだけのことなんですよね・・・。
私はこの番組のホストのJames Altucher氏のことも、Steven Kotler氏のことも全く知らぬまま視聴したのですが、Jamesさんの返しがことごとく突いて欲しいところをずばり突いていて、それに対するSteven氏が時折言葉に詰まりながら考えながら、丁寧に順を追い説明していくその様子すらワクワクするという、本当に素敵な対談でした。こんな動画に偶然出会えるなんて、本当にインターネット有難う!です!
FlowやPeakPerformance、下肢筋力と認知能力の関連性、カルシウム量減少と認知症と脱ミエリン化の関連性、エリク・エリクソンが提唱した心理社会的発達理論(psychosocial development)、50歳以降に若い人には神経学的に活用できないCognitive Superpowerを発揮するための前提条件などなど、二人のやり取りはまさに縦横無尽に広がります。
流動性知能と結晶性知能に関しても、私の言葉で述べるよりもこの動画をご覧医ただ方がよいと思うので、ぜひ見てみてください。
どの話題も大変興味深く、好奇心が刺激されまくるたまらない内容でした!全編通じて本当にお勧めの対談動画ですが、個人的には、動画10:56と29:35からのやり取りが特にワクワクしました!
さらに、StevenKolterという人のことは全く知らなかったとはいえ、どうも話している内容からエクストリームスポーツに関するの本を絶対に出版してそうな気がしたので調べてみたところ、やはり見覚えのある表紙の本の著者でした(笑)。
そして、この二人の対談で、Flow理論の提唱者ミハイ・チクセントミハイ氏がコロナで死去したと知ってびっくり・・・既にその前から健康状態は良くなかったようですが、それゆえにKolter氏にかけた言葉が切ないですね。このTEDの動画は日本語字幕も翻訳もあるので、ぜひどうぞ。
こんな対談が自宅でもどこでも視聴できるなんて、本当に恵まれている。この時代の日本に生まれるのって、つくづく幸運ですよね。